居酒屋「heyhey」、徳島のブランド地鶏「熟成阿波尾鶏」と日替わり米の土鍋ご飯が味わえるチキン南蛮定食をランチで提供

日本一の生産量を誇る徳島の地鶏。その貞光食糧のブランド地鶏「熟成阿波尾鶏」を、東京で気軽に楽しめる居酒屋「heyhey(ヘイヘイ)」が今年からランチ営業を開始し、注目を集めている。2018年11月に「ネクストバッターズサークル」として開業したが、その後店名を変更してリニューアル。これまで同店を舞台に常連客やスタッフの交流の輪が広がっていくことを目の当たりにする中で、これからも引き続き気軽な親しい挨拶である「hey!hey!」のような輪を広げていける店にしていけたらという想いが、新しい店名「heyhey」には込められている。

「heyhey」は、人気エリア渋谷区富ヶ谷にある隠れ家的な居酒屋。これまで営業を続ける中で増えていった常連客同士が、「ヘイヘイ」といったカジュアルな挨拶を交わし合える店であり続けたいという思いを新しい店名に込めている。店主の高月太平氏によると、店名は変わっても、店の雰囲気や中身は変わっていないと話す。「常連さんの中には看板が変わったことに気づかずに来店する人もいるほど。それだけ日常の一部になっているんだなと感じている」という。

肩肘はらずくつろげそうな雰囲気の店内

店内は落ち着いた雰囲気で、ふらっと立ち寄り心地よいひとときを過ごせる場所として人気を集めている。常連客は近隣で働いている人や住んでいる人が多く、一人で来店しても誰かしら知り合いがいて会話が弾むようなアットホームさが魅力となっている。

「阿波尾鶏チキン南蛮定食」

「heyhey」では、今年からランチ営業「米平平(コメヘイヘイ)」をスタート。その目玉が「阿波尾鶏チキン南蛮定食」(1500円・税込)だ。「この街にはおいしい店がたくさんあるが、白ご飯と味噌汁の定食スタイルのランチが少ないと感じていた。それで土鍋で炊いた白ご飯が主役の定食屋を始めたいと思った」と、ランチ営業を開始した経緯を語る。「熟成阿波尾鶏の胸肉を使用し、塩・胡椒だけでシンプルに下味をつけている。そのまま食べてもおいしいのだが、南蛮酢とタルタルソースをかけて、より美味しく食べてもらえるようにしている」とのこと。「揚げ物は家庭ではやりにくいので、外食ならではのものを提供したいと思った。胸肉は比較的ヘルシーなので、揚げ物とのバランスもいい」と、ランチメニューのこだわりを教えてくれた。

ランチには「白ご飯に合う」定食メニューが並ぶ

白ご飯は日替わりの品種を使用し、どの銘柄を使っているかも伝えながら提供。舌と知識の両方で食の奥行きを楽しめるようにしているとのこと。また、日替わりで「阿波尾鶏レバニラ定食」などの定食メニューも提供。おいしさに加えて健康も考慮したメニュー展開が喜ばれている。

熟成阿波尾鶏は、徳島県の生産者が丁寧に育てた特別な地鶏。高月氏は、この鶏肉の魅力について、「一般的に胸肉はパサパサするイメージだが、熟成阿波尾鶏の胸肉は違う。ジューシーさがあり、旨味がしっかりと感じられる」と熱く語る。

高月氏は実際に徳島の工場も訪れ、丸鶏のまま低温で熟成する様子も見学。「丁寧な仕事がおいしさにつながっているんだなと実感した。最後に料理としてお客さんに出す自分が、生産者の人の想いまで届けられたらいいなと思いながらやっている」と述べていた。

ちょうど取材中に配達された在来種の里芋と蓮根

熟成阿波尾鶏以外にも、在来種の野菜を積極的に取り入れているのも「heyhey」の特徴。高月氏は、「例えば江戸時代からある蓮根や室町時代からある里芋など、そういった力強い野菜の素材の味を楽しんでもらえるようなシンプルな料理を意識している」と話す。

スペシャリテの「とり天」。むね肉ながらふっくらジューシー

夜のメニューでは、熟成阿波尾鶏を使ったさまざまな料理を提供。特に人気の料理がスペシャリテの「とり天」。塩・胡椒だけで下味をつけ、一晩寝かせてから揚げる一品は、常連客のみならず外国人客にも評判だとか。芋焼酎のソーダ割や白ワインともよく合うという。

「蒸し鶏のネギ生姜ソース」。常連客からの人気も高い一品

他にも「蒸し鶏のネギ生姜ソース」という中華テイストの一品や、「グリーンマーボー豆腐」という見た目も楽しい独創的な麻婆豆腐もある。麻婆豆腐には、熟成阿波尾鶏の胸肉ともも肉を1対1でミンチにしたものを使用。野菜のピューレも入れたヘルシーな仕上がりになっている。また、レバーを使った「レバニラ」や「レバーパテ」、「砂肝の炭焼き」など、鶏のさまざまな部位を活かしたメニューも人気を集めている。

「阿波尾鶏レバニラ」。大振りなレバーとハツ。臭みも全く感じない

高月氏が特に大切にしているのは、食材の背景を知りながら食事を楽しむこと。熟成阿波尾鶏についても、「単においしいというだけでなく、どこで、どのように育てられた鶏なのかを知りながら食べてほしい」と訴える。「米も野菜もそうだが、生産者が一生懸命作ってくれるものをなんとなく食べるだけではもったいない。知りながら食べることで、食事がより楽しくなるし、買い物をするときの選び方も変わってくると思う」と、生産者を意識して食材選びをしていると話していた。

「heyhey」店主の高月太平氏

「heyhey」は、おいしい料理と温かい交流が魅力の場所。食材の物語を知り、舌で楽しみ、心地よい空間で過ごす・・・そんな豊かな時間を提供してくれる。熟成阿波尾鶏の旨味と、丁寧に作られた料理の数々を、ぜひ体験してみては。

[店舗概要]
店名:heyhey(旧ネクストバッターズサークル)
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-9-20 リンデン代々木公園2F
電話:03-5738-8159
営業時間:
 ランチタイム 12:00~13:30(ご飯がなくなり次第終了)
 ディナータイム 17:00~23:00(L.O.)
定休日:日曜日中心の不定休
※店舗情報は取材当時の情報となる。最新の情報は店舗に要確認

貞光食糧=https://www.sadamitsu-shokuryo.jp


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