- Fashion&Style2023/09/22 23:41
ウブロ、アンバサダーのプロボクサー井上尚弥選手が夢や未来に向かう子どもたちと一緒にチャリティチャレンジに挑戦
スイスの高級腕時計ブランドHUBLOT(ウブロ)は、同社のアンバサダーであり、ボクシングWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一チャンピオンの井上尚弥選手を迎え、夢や未来に向かう16名の子どもたち(10~12歳の小学校高学年)とチャリティチャレンジに挑戦する「HUBLOT×井上尚弥チャリティイベント」を開催した。同イベントは、これから夢を持って未来に向かう子どもたちの挑戦を応援することを目的に、井上選手が子どもたちと一緒に、スポーツを通じて子どもの未来に貢献する団体への寄付金額の獲得を目指すために実施。井上選手によるボクシングレッスンやチャリティチャレンジ、スペシャルトークショーなどが行われた。
「当社では、子どもたちに夢を与えることをミッションに掲げ、子どもたちをサポートするチャリティを行ってきた」と、ウブロ プレジデント アジアパシフィック リージョン 坂井実和氏が挨拶。「これまでレジェンド選手をはじめ、多くのアスリートにチャリティに参加してもらってきた」と、同社のアンバサダーを努めてきたアスリートとともに積極的なチャリティ活動を行ってきたのだと説明する。「今回、当社のアンバサダーを努めるボクシングWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一チャンピオンの井上尚弥選手とのチャリティイベントを開催する。井上選手と共に、夢や未来に向かう子どもたちをサポートしていきたい」と、チャリティイベントを開催する意義について話してくれた。
そして、子どもたちと井上選手が登場。「子どもたちと一緒にボクシングレッスンなどを楽しみたい」と、イベントへの意気込みを語ってくれた。まず、子どもたちと一緒に準備運動を行う井上選手。体がしっかりほぐれてきたところで、井上選手が子どもたちを指導する「スペシャルボクシングレッスン」を行った。
レッスンでは、ボクシングの基本動作である、構え、ジャブ、ワンツーをレクチャー。「基本の動作なので、すごく地味に思うかもしれないが、しっかり覚えてほしい」と、基本動作の重要性を訴える井上選手。次に、足を肩幅に開き、左足を一歩斜め前に出して、手を握り、頬に付けると構えが完成。左ジャブの打ち方を井上選手が指導した。
「左ジャブは最も重要なパンチ。簡単そうに見えるが、複雑で難しいパンチなる」と、構えから左手を前に突き出すようにパンチを繰り出す井上選手を手本に、子どもたちも左ジャブを放った。「ワンツーは、左ジャブを放って手を引いた後に右手を前に突き出す。少し体をひねりながらパンチを打ってほしい」と、細かく丁寧に子どもたちを指導した。
続いて、井上選手がミットを着用し、子どもたちのパンチを受けるミット打ちも行った。基本のジャブとワンツーを世界チャンピオンめがけて打ち込む子どもたちは少し緊張しているようだったが、しっかりと井上選手のミットにパンチを当てていた。子どもたちのパンチを受けた井上選手は、「子どもたちそれぞれに特徴があって、パンチを受けるのが楽しかった。ボクシングに触れてみて、楽しいと思ったら、ぜひジムに通ってみてほしい」と、未来の世界チャンピオンがこの場から生まれることに期待しているようだった。
そして、子どもたちと一緒に寄付金額を獲得するための「チャリティチャレンジ」に挑戦。子どもたちと井上選手のパンチ力を測定。合算でトータル1000kgを達成できたら、スポーツ団体へ200万円をウブロが寄付するという。
子どもたちは測定器めがけてパンチを繰り出すも、残り8kg足りなかったため、井上選手もパンチ力を測定。なんと124kgのパンチ力を計測し、トータル1116kgでチャレンジが成功し、200万円の寄付金額を獲得することができた。
この後行われたトークショーでは、井上選手の強さの根源や世界で戦い抜くための重要な考え方について聞いた。イベントが「チャリティチャレンジ」ということもあり、“挑戦”という言葉に対する井上選手の想いを聞いた。「ボクシングを始めてからずっと大事にしている言葉で、20歳でチャンピオンになっても、日々チャレンジするという気持ちを忘れずに取り組んできた」と、チャレンジャー精神を忘れずに試合に挑み続けているのだと語る。
時計好きだという井上選手。「試合が終わった後は、自分へのご褒美として時計を購入するケースが多い。ウブロの時計はデザインがとても気に入っている。どんなシチュエーションにもマッチするので、オン、オフのどちらでも着用している」と話していた。腕時計つながりで大事にしている時間について聞いた。「ジムワークは1日2~3時間程度となるが、この時間を他の人たちよりも充実したものにするにはどうしたらよいのかを常に考えている。この2~3時間がしっかり充実していれば、3年先、5年先では、他の人よりも大きな差をつけることができると思っている」と、集中して取り組めば将来、大きなアドバンテージを得られるのだと話していた。
次に、子どもたちからの質問に答える井上選手。どうしたら世界一になれるかという質問には、「自分が好きなことを突き詰めていくこと、やり続けていくことで世界一につながると思う。努力した結果、世界一につながらなくても、その時努力したことは大きな財産となり、他の分野でも活きていくと思う」と、好きなことを突き詰めていくことが大切なのではないかと話していた。尊敬する人を聞かれた井上選手。「トレーナーでもある父」と即答。「父の背中は偉大で、どうしても超えることができない大きな壁のような存在」と話していた。次の試合に勝てるかとの質問には、「勝利を届けられるように練習に励んでいるので、期待していてほしい」と、子どもたちのエールを力に変えて、次の試合も勝ちたいと力強く宣言してくれた。