- Fashion&Style2023/10/20 17:50
アシックス、温室効果ガス排出量最少スニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」の「CFCL」コラボモデルを発売
アシックスは、温室効果ガス(カーボンフットプリント)排出量を市販スニーカーのなかで最も低く抑えたスニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」から、ニットウエアをメインとする日本のアパレルブランド「CFCL」とコラボレーションしたモデルを、スポーツスタイルカテゴリーで10月20日からアシックス原宿フラッグシップ、アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストア、スニーカー専門店などで発売する。
同コラボレーションは、両社ともに国際標準でサステナビリティを推進しており、生活者が商品のCO2排出量を日常的に意識して、生活の中に取り入れられる社会を目指すといった方向性が一致していることから実現したもの。
同商品は、温室効果ガス排出量がわずか1.95kgCO2e(2022年8月にISO14067規格に準拠してアシックスが実施し、SGS(Societe Generale de Surveillance)Japanによって検証された計算に基づいている)で、現時点で温室効果ガス排出量が公表されている市販スニーカーのなかで最少となっている(9月現在、製品ライフサイクルにおける温室効果ガス排出量が開示されている市販シューズを対象としたデータに基づいている)。アシックススポーツスタイルを象徴するスニーカーの1つである「GE-LYTE III OG」がベースで、CFCLによるスタイリッシュなカラーリングが加わることで、品質とデザインを兼ね備え、現代の都市生活やウォーキングからオケージョンまで対応できる洗練された趣のスニーカーに仕上げた。温室効果ガス排出に関するアシックスの先進的なソリューションを取り入れながら、デザイン性をより高めるため、素材の方向性やパーツセレクトなどに関してCFCLと対話を繰り返しながら共創の取り組みを進め、同商品が完成したという。
ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)と中敷には、新たに開発したカーボン・ネガティブ・フォーム(サトウキビ由来の原料を活用している。サトウキビの成長過程でのCO2吸収量などがCO2排出量のマイナス要素となり、その量がフォーム材作製に必要なプロセスに由来するCO2排出量よりも大きいため、フォーム材としてカーボンネガティブを実現した)を採用している。サトウキビなどを原料とした複数のバイオベースポリマーを配合することで、実質温室効果ガス排出を抑えながら、履き心地が良く品質を損なわないフォーム材となっている。
アッパー(甲被)と中敷には、環境負荷の低いソリューションダイという技法で染色したリサイクルポリエステルを採用している。また、アッパーの補強パーツには、廃棄ロスの少ないテープ形状パーツを必要量のみカットし、折り返すなどして効果的に配置している。これによって、材料の廃棄を最小限に抑えつつフィット感やサポート性を確保した。
そのほかに、製造工程における再生可能エネルギーの利用、バイオ燃料を使った輸送や委託先工場でのリサイクル施策などを行っている。
[小売価格]2万900円(税込)
[発売日]10月20日(金)