- Fashion&Style2024/03/14 20:00
青山商事、本来捨てられるはずの牡蠣の貝殻を使用したサステナブル素材「SEA WOOL」を使用したスーツを発売
青山商事は、本来捨てられるはずの牡蠣の貝殻を使用したサステナブル素材「SEA WOOL(シーウール)」を使用したスーツを、3月14日から洋服の青山一部店舗と公式オンラインストアで発売する。
昨今、牡蠣を食べた後に出る殻は、埋め立てられたり海や河川に捨てられたりするなど、毎年大量に廃棄され世界的な問題になっている。そのような問題を解決するための取り組みがえ注目される中、今回、廃棄される牡蠣殻を活用し環境に配慮したサステナブル素材「SEA WOOL」を使用したスーツを初めて企画した。
「SEA WOOL」は、牡蠣の殻とペットボトルをリサイクルしたポリエステル繊維からできた環境に優しい素材で、ウールのような手触りが特徴となっている。通常廃棄されてしまう牡蠣の貝殻を回収し、ナノサイズの粒子にしたものをポリエステル繊維に付着させることで、繊維の表面がウールの毛羽のような形状となり、柔らかく滑らかな手触りを生み出すとのこと。さらに、ウールと混紡することでストレッチ性や防シワ性、UVカット機能も付与される。また、スーツの裏地にも回収されたペットボトル由来のリサイクル素材を使用し、トータルでサステナブルにこだわったスーツ企画となっている。
アイテムはテーラードジャケット・テーパードパンツ・フレアスカートの3つを用意した。ジャケットは、女性の消費者からの要望が多い内ポケットをやや下方に付属することで、ペンやリップなどを入れてもシルエットが崩れないように工夫している。パンツは、ヒップ部分にパワーネットを使用している。着用時、ガードルを履いているかのように、ヒップラインをカバーしてくれる。スカートは、フレアシルエットで足さばきもよく、柔らかい印象になる。
[小売価格]
ジャケット:2万790円
パンツ:9900円
スカート:9900円
(すべて税込)
[発売日]3月14日(木)