- Fashion&Style2024/09/02 18:33
セイコーウオッチ、「グランドセイコー」から10振動手巻メカニカルモデルのルーツ「45GS」の復刻デザイン限定モデル2種を発売
セイコーウオッチは、「グランドセイコー」ヘリテージコレクションから、50余年前に商品化された、10振動の手巻メカニカルモデルのルーツである「45GS」の復刻デザイン限定モデルを2種発売する。いずれも11月9日発売予定で、ステンレススチールモデルは全世界1200本限定。18Kイエローゴールドモデルは全世界200本限定となる。
「グランドセイコースタイル」の原点である「44GS」が誕生した翌年の1968年、このデザイン文法に則った「45GS」が発売された。45GSは、ブランド初の手巻き10振動のハイビートムーブメント「キャリバー4520」を搭載し、姿勢差、外乱に対して安定した高精度を実現した。
同作は、ブランド初の10振動手巻メカニカルモデルである45GSのデザインに、50余年を経て2024年に誕生した待望の10振動手巻きメカニカル「キャリバー9SA4」を搭載した復刻デザイン限定モデルとなっている。ケースとダイヤルのデザインにおいて、オリジナルモデルを再現している。
歪みの無い鏡面を連ねたフラットな表面とケースサイドのカーブが特徴的なエッジのきいたケースは、現代の技術によって再現され、グランドセイコースタイルの誕生以来の特徴である「光と陰」を基調とした、際立つ輝きを放つ。
ダイヤルの12時位置には「SEIKO」、6時位置にはオリジナルモデルと同じ書体で再現した「GS」のロゴと「HI-BEAT」の文字、ムーブメントの毎時振動数を示す「36000」の数字、そしてオリジナルモデルの発祥の地を示す「第二精工舎」のロゴマークが配され、1968年当時の45GSのデザインを再現している。
1968年に発表されたオリジナルモデルへのオマージュとして、2モデルがラインアップされている。エレガントなイエローゴールドモデルは、ケースと美錠に18Kイエローゴールドを採用し当時の佇まいを再現している。
同作に搭載される、「キャリバー9SA4」は、「Watches and Wonders Geneva 2024」で発表され世界中から高い評価を得たグランドセイコー最新の手巻メカニカルムーブメント。毎日、共に時を刻む究極の手巻ムーブメントを目指して生み出された。キャリバー4520と同様に、安定した精度につながる毎秒10振動という高い振動数を追求しつつ、動力ぜんまいからの動力を極めて効率よく調速機構に伝える独自の「デュアルインパルス脱進機」と2つの動力ぜんまいを備えた「ツインバレル」によって、最大80時間もの長い持続時間を実現した。
キャリバー9SA4は、巻き上げ時の心地よい感触や音を実現するとともに、手巻機構の部品の動きを鑑賞することができる手巻ムーブメント。巻き上げ時に動力ぜんまいが逆回転するのを防ぐ部品である「こはぜ」の形は、盛岡市の鳥であり、メカニカルウオッチが作られる「グランドセイコースタジオ 雫石」の敷地内でもその姿が見られる「セキレイ」に着想を得ている。裏ぶたは、1968年のオリジナルモデルのメタルバック仕様に対し、シースルーバック仕様を採用し、りゅうずを巻き上げる際に、香箱に取り付けられた角穴車と「こはぜ」が嚙み合い機能する、まるでセキレイが啄(ついば)んでいるかのよう動きや美しい仕上げを楽しむことができる。
[小売価格]
ステンレススチールモデル:134万2000円
18Kイエローゴールドモデル:423万5000円
(すべて税込)
[発売日]11月9日(土)
セイコーウオッチ=https://www.seikowatches.com/jp-ja