- Fashion&Style2023/01/19 17:03
有松鳴海絞り×片貝木綿のコラボレーション、やまと「絞り木綿きもの」を展開、第一弾はKIMONO by NADESHIKOで販売
やまとは、有松鳴海絞りを片貝木綿に施した「絞り木綿きもの」を、新たな取り組みとして展開する。第一弾はKIMONO by NADESHIKO店舗およびやまとオンラインストアで1月21日から販売を開始する。
やまとは、新たな取り組みとして有松鳴海絞りを新潟県で織られている片貝木綿の生地に施した「絞り木綿きもの」を製作した。<KIMONO by NADEHSHIKO>と<きものやまと>の2ブランドでそれぞれ展開する。第一弾として、“私に起きる、ささいな驚き”をコンセプトとする<KIMONO by NADESHIKO>から、「パールアクセサリー」と「雫」の2着を発表する。
愛知県名古屋市の有松・鳴海地区で江戸時代から作られ、現在も絞り浴衣などのアイテムを展開し多くのファンがいる「有松鳴海絞り」。やまとはその技術を未来に繋げるべく、昨年の4月に有松鳴海絞りの後継者育成事業をスタートしている。
生地には、柳宗悦らによる民藝運動の系譜を継いで生まれた「片貝木綿」を使用。やまとでは片貝木綿の取り扱いを2015年から一部の店舗でスタートさせ、今では全国の店舗で展開するまでに広がっている。使い込むほどに木綿本来のふんわりと柔らかな風合いになり心地よく着物を楽しむことが出来る。
伝統的な絞りの良さをKIMONO by NADESHIKOのデザインで表現して伝えていきたいという想いを胸に、産地の人々と試行錯誤しながら製作した。
「パールアクセサリー」は、ボリュームのある巻き上げ絞りと華奢な小帽子絞りで、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーをイメージして表現している。絞りのボリューム感を左右非対称でデザインした袖は手を揃えた時もときめく可愛さとなっている。一つひとつが手絞りだからこそできる、2種類の絞りを使った様々なサイズの柄は、360度どの角度から見てもワクワク楽しませてくれる。上質なアクセサリーを一生ものとして大切にするように、長く愛用してもらいたい1着となっている。
「雫」は、上から降ってきた雫が下に溜まっていくようなウォーターカーテンを、縫い筋巻き絞りで表現した。ベースとなる生地は松煙染めの糸で織り上げた片貝木綿。生地に絞り加工とグラデーション染めを施した。上見頃は天然染料の優しい片貝木綿の風合い、下見頃は絞り染めの風合いを1着で楽しませてくれる。王道の着物スタイルも、スニーカーやブーツなどを合わせたカジュアルなスタイルも、気分に合わせて楽しめる。
[小売価格]
パールアクセサリー:13万2000円
雫:16万5000円
(すべて税込・お仕立て付き)
[発売日]1月21日(土)