- Fashion&Style2025/03/14 16:53
三陽商会、「SANYOCOAT」の「100年コート」からジレタイプの「100年コート トレンチジレモデル」を発売

三陽商会が展開するコート専業ブランド「SANYOCOAT(サンヨーコート)」は、素材と縫製にこだわった日本製の「100年コート」から、短期化する春から初夏に向けた「100年コート」初のジレタイプ「100年コート トレンチジレモデル」を、「サンヨーコート」を展開する6店舗、および三陽商会公式オンラインストア「SANYO ONLINE STORE(サンヨー オンラインストア)」等で3月上旬に販売を開始した。
「100年コート トレンチジレモデル」は、本格的なトレンチコートの特徴を残しつつカジュアルな着こなしもできるバランスを追求。中空糸を織り交ぜた独自開発の生地を採用し、既存の「100年コート」の生地と比較して約30%軽量化、さらにエポレット(肩章)をはじめとする仕様を省くことで軽さと着やすさを両立した。春から初夏の時期にコートの代わりに気軽に羽織れるよう軽やかに仕上げたロングジレとなっている。生産は、縫製から仕上げのプレスまで各工程で最適な手仕事を施して仕上げるコート専業56年になる自社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」(青森県七戸町)にておこなっている。
三陽商会は、気候変動と実需型消費者ニーズに対応するため、昨年から新たな商品開発・販売計画を推進している。春物の需要期間を3ヵ月から2ヵ月(3~4月)に短縮した新カレンダーを採用し、今年春に向けては短期決戦型のコートアイテム戦略を展開する。スプリングコートの全社生産数は抑制する一方、ジレ、ショートコート、ブルゾンの品揃えを強化。軽量素材の採用や仕様見直しによる軽量化も進める。これによって、春から初夏に対応した着用しやすい商品バリエーションを拡充し、実需に基づく消費者ニーズにきめ細かく応える方針だ。
設立80年を越える三陽商会の祖業ブランド「サンヨーコート」は、生活者のニーズに対応したコートを提案しつづけており、2013年には、同社のものづくりへのこだわりを体現した「100年コート」を発売。現在、「100年コート」のシリーズでは、普遍的なスタイルのトレンチとバルマカーンコートを中心に、メンズ・ウィメンズ計16型を販売している。昨年秋冬シーズンには、温暖化傾向を見据え、「100年コート」初のショート丈モデルを投入。当初の計画を上回る販売実績を上げることができた。これを受け「サンヨーコート」は今年春に向けた「100年コート」の新モデルを開発することとした。

「100 年コート」は“世代を超えて永く愛されるコート”を目指し、ものづくりへのこだわりを体現した2013年から展開しているコート。今回発売する「100年コート トレンチジレモデル」は、短期化する春から初夏の気候に向けた「100年コート」初のジレタイプの新モデルとなっている。本格的なトレンチコートの特徴を残しつつカジュアルな着こなしもできるバランスを追求した。長めの着丈と高密度織りの生地によってオーセンティックさを維持しながら、中空糸を織り交ぜた独自開発の生地を採用し既存の「100年コート」の生地と比較して約30%軽量化。さらにエポレット(肩章)をはじめとする仕様を省くことで軽さと着やすさを両立した。コートの代わりに気軽に羽織れるよう軽やかに仕上げており、主に女性の着用を想定したデザインを採用している。生産は、縫製から仕上げのプレス(アイロンがけ)まで各工程で最適な手仕事を施して仕上げるコート専業56年になる同社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」にておこなっている。
デザインはトレンチコートの袖を無くしたジレタイプ。本格的な雰囲気を保ちながらカジュアルに羽織れるバランスを追求した。長めの着丈と自然なAラインシルエットが生み出す優雅なドレープ感によって羽織った際の美しさを引き立てる。エポレット(肩章)、チンフラップ(襟元から風が入らないように首元をとめるベルト)、背面のアンブレラヨークを省くことで、軽量化と着やすさを実現した。
独自開発した高性能ファブリックを採用(今回発売する「100年コート トレンチジレモデル」の生地は、軽量化を目的に開発し2023年春から販売中の「100年コート 粋SUI」の生地と同じ独自開発生地)。よこ糸には中を空洞にしたポリエステルの中空糸「エアロカプセル」を使用し、縦糸にはしなやかな超長綿を用いそれらを織り交ぜることで、従来の「100年コート」の生地と比べて約30%の軽量化を実現した。さらに、高密度織りの技術を駆使することで、軽さと高級感を両立。本格的なトレンチコートのコットンギャバジン生地に匹敵する上質感を保ちながら、軽さを実現した画期的な素材となっている。加工によって耐久はっ水性をもたせている。
生産は縫製から仕上げのプレス(アイロンがけ)まで各工程で最適な手仕事を施して仕上げるコート専業56年になる同社工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー」(青森県七戸町)でおこなっている。肩から裾にかけて歪みやよどみがなく、整然と生地が落ちる様なシルエットを理想に掲げ縫製。襟周り、ボタン付けなどは、クオリティを高めるために職人が手作業で行い、細部までこだわり仕上げている。
[小売価格]9万9000円(税込)
[発売日]3月5日(水)