TPCマーケティングリサーチ、血管・血流対策の実態と商品ニーズについて調査、10年前と比較して「悪くなっている」は38.9%

TPCマーケティングリサーチは、血管・血流対策の実態と商品ニーズについて調査を実施、その結果を発表した。その結果、10年前と比較して血管・血流の状態が「(やや)悪くなっている」という人は38.9%だった。男性に比べて女性の割合が高く、女性高年層は約5割が悪化したと感じていることがわかった。

今回、血管・血流対策の実態と商品ニーズを探るべく、「普段の食事で意識的に血管・血流対策に取り組んでいる20~70代の男女1236人」を対象にアンケート調査を実施した。

その結果、10年前と比較して血管・血流の状態が「(やや)悪くなっている」という人は38.9%。男性に比べ女性の割合が高く、女性高年層は約5割が悪化したと感じていることがわかった。

血管・血流対策を始めたきっかけについては、男性は「血圧が高くなった」「健康診断の結果が悪くなった」「高血圧と診断された」など、「健康数値対策」として始めた人が女性に比べて多いのに対し、女性は「加齢による衰えを感じた」「気にしたほうがよい年齢だと思った」など、「年齢対策」がきっかけになった人が男性に比べて多い傾向にある。そのため、血管・血流対策における意識度合をみると、「血管の健康」「血流改善・血行促進」は男女ともに8割弱が意識しているのに対し、数値で示される「血圧改善」は男性が約7割、女性が約6割と男性の意識度合が高くなっている。

血管・血流対策を行う理由について対策意識別にみると、血圧のみ意識している層は「高血圧を改善したい」、血流のみ意識している層は「冷え性を改善したい」、血管・血流を意識している層は「血管系疾患を予防したい」「きれいな肌を保ちたい」という人が他の層に比べて多く、具体的な健康効果を期待して対策していることがわかった。

血管・血流対策商品に求める疾病の予防・改善効果としては、「動脈硬化」「脳卒中」「高血圧症」「心筋梗塞」などが上位に挙がった。これらの疾病は、血管の健康維持や血流改善・血行促進をすることで予防・改善できると捉えられており、ニーズの高さがうかがえる結果となった。また、疾病の予防・改善以外の効果については、「基礎代謝の向上」「免疫力向上」「健康寿命の延伸」「アンチエイジング・老化防止」などを期待する人が多くなった。

同調査では20~70代の男女の血管・血流や健康に対する考え方、食事で実施している血管・血流対策、血管・血流対策商品の摂取実態などを調査。さらに、性別、年齢層別に加えて、「健康投資タイプ」「年齢不安タイプ」「分相応タイプ」「低意欲タイプ」「半信半疑タイプ」「健康追求タイプ」の6つのクラスターでも分析している。

[調査要覧]
調査対象者:普段の食事で意識的に血管・血流対策に取り組んでいる20~70代の男女1236人(20~70代の男女1万人から抽出)
調査実査日:3月13日~3月15日

TPCマーケティングリサーチ=https://www.tpc-cop.co.jp/


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