パナソニック補聴器、会話音を際立たせるボイスフォーカスを搭載した耳かけ型補聴器「WH－R59」発売

パナソニック補聴器は、「聞こえの進化で人とつながる」をコンセプトとする耳かけ型補聴器「R5シリーズ」から、会話音を際立たせる新機能（ボイスフォーカス）を搭載した最上位モデル（WH－R59、以下、同製品）を2月22日に発売する。

日本補聴器工業会の調査によると、国内の補聴器の普及率（日本補聴器工業会「JapanTrak2022」自己申告における難聴者が補聴器を所有している割合）は15.2％と、欧米諸国の30～50％と比べても十分とはいえない状況に留まっている。補聴器を使わない理由として「騒音下では役に立たない」「補聴器を使用したことがあるがよくなかった」も挙げられている。

パナソニックは、これらの声を真摯に受け止め、グループで培ってきたオーディオ技術や通信技術を活用して、より使いやすく、聞き取りやすい補聴器を開発。「聞こえの進化で人とつながる」をコンセプトに掲げた「R5シリーズ」を昨年10月に発売した。同製品は今後、劇場や電車など公共施設での活用が期待されるBluetoothの新規格「LE Audio」にいち早く対応し、テレビやスマートフォン、タブレットなどLE Audio対応機器との接続によって、クリアな音声が直接届くという新たな聞こえの提案で関心を集めている。

同製品は、「R5シリーズ」をベースに、会話音や音楽などをよりクリアに届ける性能を高めた最上位モデルとなっている。環境に応じて背面や側面からの音声をカットし、マイクの集音範囲を前方に絞る新機能「ボイスフォーカス」を搭載した。リモコンやスマホアプリで使用モードを切り替えることで、騒がしい場所でも正面からの会話がより聞き取りやすくなる。さらに、パナソニック製補聴器として過去最高となる広周波数帯域（～9.5kHz（ミドル（M）利用時。ハイパワー（HP）利用時は7.5kHzとなる））に対応。より高い周波数の音がクリアに聞こえるため、音楽や動画の繊細なニュアンスを楽しむことができる。

パナソニック補聴器は、今年65周年を迎える。ますます加速する超高齢社会において、確かな技術に支えられた新たな聞こえの体験を創造し、聞こえることの嬉しさと、聞くことの楽しさを提供。人と人との円滑なコミュニケーションのサポートを通じて、より豊かなくらしと社会の実現に貢献する。

同製品の特長は、後ろや横方向からの集音をカットして前方に絞り、正面方向の音を際立たせる「ボイスフォーカス」を初めて搭載した。駅の雑踏や飲食店などでも周囲の雑音を抑えるので、騒がしい場所での会話が聞き取りやすくなる。

パナソニック製補聴器として最高となる広周波数帯域をカバーし、音の表現力を高めた。これまでの補聴器では対応しにくかった高音域がクリアになり、音楽や動画をより繊細に楽しむことができる。

［小売価格］
両耳：120万円
片耳：65万円
（すべて非課税）
［発売日］2月22日（木）

パナソニック補聴器＝https://panasonic.jp/hochouki/phi/