- Health&Medical2025/03/05 11:05
アデランス、医療用ウィッグブランド「ラフラ」から男性用レディメイド・ウィッグの新スタイルを発売

毛髪・美容・健康・医療のウェルネス事業をグローバル展開するアデランスは、医療用ウィッグブランド「ラフラ」から男性用レディメイド・ウィッグ(既製品)の新スタイルを2月28日からアデランス直営の病院内ヘアサロン「こもれび」、ECのアデランス外見ケアショップ(アデランスマイリー)で発売した。2月28日に1色(F2B)を先行発売し、ほか2色は3月下旬発売予定となっている。
新たに発売する新スタイル(RH01)は、男性の医療用ウィッグ需要の増加(病院内ヘアサロンこもれびでの男性のウィッグ購入件数において(1月13日集計))や医療従事者の人から“手軽に手早く購入したい患者が増えている”などの意見増加を受けて開発した。患者の身体の負担を少しでも減らせるよう、短時間(同社従来品比)でカット・引き渡しができることを第一コンセプトにしている。価格帯は、治療や育児などの事情で高価なウィッグに手が届きにくかった人や初めてウィッグを使用する人にも使いやすい設定にした。幅広い年代に使用してもらえる3色展開で、思い描くスタイルに近いものを選べる。

現在、日本では一生のうちにがんと診断される確率は男女ともに2人に1人(出典:国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」)となっており、多くの人ががんに罹患している。全国各地の自治体では、がん患者の就労支援や生活の質向上などの目的から、医療用ウィッグなどの購入に際する助成が広がっている(参考:日本毛髪工業協同組合)。同社が展開する病院内ヘアサロン「こもれび」では、頭髪のみならず、眉毛やまつ毛の脱毛など様々な外見ケアのサポートを行っている。患者から寄せられる要望や医療従事者に寄せられる意見などを踏まえて、今後もウィッグを必要とする人に寄り添った商品を開発していく考え。
商品特長は、自身の輪郭や頭の形に合わせてカットする“似合わせカット”を短時間で行える仕様にし、引き渡しまでの時間を短縮(同社従来品比)することで、患者の身体の負担にも配慮している。

毛材は人工毛髪(ポリエステル100%)を同社オリジナルの比率で配合して自然な色味に仕上げている。カラーは、F2B(自然色)、F4(栗色)、W15G (白髪5~15%)の中から、自身のイメージと近いウィッグを選べる。W15Gは部位によって白髪の割合を変えることで、より自然さを追求した同商品オリジナルのカラーとなっている。好みに合わせドライヤーやヘアアイロンでアレンジも可能(130℃まで)。
「ラフラ」は、2005年に誕生した、病気や治療によるデリケートな髪の悩みを抱える人のための医療用ウィッグ。商品名の“ラフラ”という名は、元気回復という意味のフランス語「rafraichissement(ラフレシッスマン)」からつけられた。「悩みを解消し、元気を回復してほしい」「美しく輝く姿でいて欲しい」との強い想いが込められている。快適に使える機能性はもちろんのこと、「やさしい商品」「やさしい接客」そして「やさしい環境」の3つの「やさしさ」を守りながら、回復までをしっかりサポートしていく。「ラフラ」は、患者の声を活かし、柔らかさ、フィット感、違和感のない着け心地など、ウィッグに様々な工夫を施し、患者の声を反映して品質改良を重ねているす。なお、医療用ウィッグには、病気の治療や予防の効果はない。
[小売価格]9万9000円(税込)
[発売日]2月28日(金) ※カラー2色(F4およびW15G)は3月下旬発売予定