Health&Medical♥2025/04/18 19:38

千寿製薬、充血除去成分「ブリモニジン酒石酸塩」を配合した点眼液「マイティアルミファイ」の新CMを放映開始

目薬ブランド「マイティア」を展開する千寿製薬は、日本初の充血除去成分「ブリモニジン酒石酸塩」を配合した点眼液「マイティアルミファイ」（OTC医薬品：要指導医薬品）を3月14日から発売した。販売にともない、俳優の中条あやみさんがアンバサダーを務め、出演している新CM「マイティアルミファイ『ついに誕生篇』」を全国で放映開始する。これを記念し、「マイティアルミファイ」新CM発表会を4月17日に開催した。発表会では、千寿製薬代表取締役社長の吉田周平氏が挨拶。続いて、医療法人主任執刀医だんのうえ眼科亀有院院長眼科医の佐藤香先生が「見落とし充血」発見セミナーと題し、目の充血の仕組みや代表的な症状などについて説明した。さらに、千寿製薬一般薬品事業部営業プロモーション企画グループの久富千容氏が「マイティアルミファイ」の概要について説明した後、新CMを披露した。そして、アンバサダーを努める中条あやみさんが登壇し、CM撮影の裏話や瞳へのこだわりなどについてトークを展開した。

「当社では、世界の眼科を中心とした医療現場を見つめ、柔軟な発想と探求心をもって新しい薬の開発に挑み続けている」と、千寿製薬代表取締役社長吉田周平氏が挨拶。「輝く瞳、広がる笑顔、幸せを感じる毎日。そんな“見える”の向こうにあるものをカタチづくっていく会社として、医療用医薬品の他、OTC医薬品、動物用医薬品、医療用機器、サプリメントといった製品を展開している」と、同社のビジネス領域について解説する。「当社が展開する点眼液『マイティア』ブランドは今年で発売60周年を迎える」と、ロングセラーブランド「マイティア」について言及する。「そして今回、『マイティアルミファイ』を新たに上市した。開発に5年以上を要し、充血のない瞳に導く画期的な点眼液となっている」と、健やかな目に導く製品になっているとアピールした。

次に、医療法人主任執刀医だんのうえ眼科亀有院院長眼科医の佐藤香先生が「見落とし充血」発見セミナーと題し、講演を行った。「目の充血の状態は、通常、軽度、中等度、重度の4段階に分けられる。この目の充血について千寿製薬が行ったアンケート（3月、インターネット調査、n＝400、20～50代女性（各世代n＝100））によると、軽度の充血の瞳について充血しているかを聞いたところ、充血しているとは思わないが68.3％に達した」と、軽度の充血を6割以上が見落としていた。「目が赤くなる代表的な症状として、結膜充血、毛様充血、結膜下出血がある。結膜充血は目の端や白目の周辺部が網目状に鮮やかな赤色になり、まぶたの裏側も赤くなるのが特徴」とのこと。「カラーコンタクトを含むコンタクトレンズやまつ毛エクステンション、アイメイクが結膜充血の原因として挙げられる」と、女性のアイメイク時に充血してしまう恐れがあると警鐘を鳴らす。「また、スマホの長時間利用や、寝不足、空調の効いた部屋にいる場合などでも結膜充血の症状が見られる」と、女性だけでなくメイクをしない男性も結膜充血になってしまうのだと話す。「何気ない生活習慣が結膜充血につながるだけに、充血が気になったら眼科医を受診するようにしてほしい」と、充血が見られても早期に対応すれば、クリアな瞳に改善することができると教えてくれた。

では、目が充血していることを自分自身で判断するにはどうすればよいのだろうか。「鏡でセルフチェックしてほしい」と、佐藤先生は語る。「瞳そのものの状態は、相手に様々な印象を与えることになる。目に充血が見られると、疲れた印象を与えてしまう」と、相手に不安を抱かせてしまう恐れもあると警告する。「充血がある人は、見た目の年齢が、充血がない人に比べて約14歳老けてみえるというデータもある」と、若々しい印象を与えるためにも、充血のないクリアな瞳が重要だと訴える。「充血のないクリアな目を維持するには、目の周りを冷やしてあげることが効果的」とのこと。「また、充血除去成分が配合された目薬を活用することもお勧めする」と、ドラッグストアに常駐する薬剤師に相談してみるのも良いと語っていた。

次に、千寿製薬一般薬品事業部営業プロモーション企画グループの久富千容氏が、商品の特徴を充血のメカニズムを交え紹介した。「当社が展開する『マイティア』は、日本初の涙液型目薬として1965年に発売。1980年には日本初のコンタクトレンズ用目薬『マイティアCL』を上市した。そして、現在では様々なニーズに応えるべく、20品目の目薬を展開している」と、「マイティア」ブランドの歴史について語る。「マイティアでは“ひろがれ、瞳のチカラ。”をブランドコンセプトに掲げ、3月14日から新たに『マイティアルミファイ』を上市した」と、新製品を発売したという。

「『マイティアルミファイ』は、日本初の充血除去成分を配合。一滴で、充血がクリアになる。また、これまでの点眼液の概念を覆すデザインを採用した」と、新製品の特徴について言及。「1回量は1滴で、点眼回数は1日4回まで。点眼感覚は4時間以上あけるようにしてほしい」と、使用上の注意について説明した。「また、『マイティアルミファイ』はコンタクトレンズをしたまま点眼することはできない。コンタクトレンズを使用している人は、装着の5分以上前に点眼してほしい」と、コンタクトレンズユーザーが使用する際の注意点について教えてくれた。「さらに、『マイティアルミファイ』を購入する際は薬剤師から対面で服薬指導や情報提供を受ける必要がある」と、薬剤師不在時やネットでの購入はできないと述べていた。

「『マイティアルミファイ』の語源は、“Luminous：光り輝く”で、ホログラムを使用し光輝くイメージの外観に仕上げた。瞳をモチーフに光り輝くシンボルマークもデザインしている。パッケージは充血のないクリアな瞳をイメージした白色を採用。点眼液として珍しい円柱型となっている。ボトルは人間工学に基づき設計した手にフィットしやすい形状となっている」と、白を基調とした斬新なデザインを採用した。

「『マイティアルミファイ』のアンバサダーには、モデル・俳優の中条あやみさんを起用した。4月18日から中条さんが出演する新CMを全国でOAする」と、「マイティアルミファイ」のCMにも注目してほしいと訴えた。

そして、アンバサダーに就任した中条さん出演のCMを初お披露目。さらに、中条さんが華やかな色のドレスで登場し、「『マイティアルミファイ』のパッケージにも使用されている青色をイメージしてきた」と衣装のこだわりについて明かした。撮影時のエピソードを聞かれると、「撮影時はカメラが目元に寄っていたので緊張したのだが、千寿製薬が大阪の企業ということもあり、スタッフのみんなも関西出身の人が多く、撮影現場では関西弁が飛び交っていて、クールな映像と和やかな現場の雰囲気でギャップがあってとても楽しかった」と撮影の裏話を語ってくれた。

続いて、充血や瞳をテーマにトークセッションを展開。千寿製薬が実施した調査の結果で、実に68.3％の人が“見落とし充血”をしていることが明らかになると、「マスクをする機会も多いので私も目元の印象には気を付けている。私自身も瞳への意識を大切にしていきたい」と、自身の瞳へのこだわりを披露した。充血のないクリアな瞳がポジティブな印象を与えるという調査結果にちなみ、中条さんが頭の中をクリアにしたいときに、やることやしたいことを聞かれると「茶道。4年ほど続けているのだが、自分と向き合う時間になるのでお茶をたてる静かな時間は頭の中がクリアになって気持ちも整う。リフレッシュになる」と語り、趣味へのこだわりを明かした。

左から：千寿製薬代表取締役社長吉田周平氏、マイティアルミファイアンバサダーの中条あやみさん

フリップトークでは、「『充血のないクリアな瞳でいたい！』と感じるシーン」について質問。中条さんは“挨拶”と回答し、「特に海外では、挨拶する時や乾杯する時は、目を見ないと失礼だといわれている。ちゃんと目を見る文化があるので、充血のないクリアな瞳でいると自信を持って挨拶できる気がする」と海外でのエピソードとあわせて披露。中条さんのコミュニケーションを大切にする誠実な一面が垣間見える回答となった。最後に中条さんは、「『マイティアルミファイ』の新CMを通して、より多くの人に充血のないクリアな瞳を意識してもらえれば嬉しい」とCM出演を通して感じた想いを語っていた。