- Hobby&Culture2023/03/07 16:10
障がい者が農業に取り組む自然栽培パーティのドキュメンタリー映画「種まいて水やって自然栽培パーティ!」上映会を3月9日に開催
障がい者にとって魅力ある働く場を実現させる目的で自然栽培による農業に取り組んでいる農福連携自然栽培パーティ全国協議会(以下、自然栽培パーティ)は、ヤマト福祉財団の特別協賛で、3月9日に渋谷ストリームホールで自然栽培パーティのドキュメンタリー映画「種まいて水やって自然栽培パーティ!」(田中貴大監督・岩崎靖子監督)の上映会を開催する。
「種まいて水やって自然栽培パーティ!」は、障がい者が農業に取り組み地域とつながる自然栽培パーティのドキュメンタリー映画となっている。映画の上映後には、映画監督および自然栽培パーティメンバーによるトークや、完全無農薬無肥料のリンゴ栽培を可能にした自然栽培の第一人者であり、自然栽培パーティの名誉顧問でもある木村秋則氏を迎えたパネルディスカッション、全国の実践報告などを行う。
今回の上映会を開催することで、行政関係者、農業や福祉関係者、そのほか一般の人々に自然栽培パーティの活動や取り組みを知ってもらいながら、よりよい未来のためにできることを考えてもらい、活動の参加者、協力者を増やすきっかけにしていく。また、今まで関わった人や参加施設にも、改めて自然栽培パーティとは何か、これまでの活動の足跡を知ってもらい、今後もこの活動を広げるための活力としてもらいたい考え。
ドキュメンタリー映画「種まいて水やって自然栽培パーティ!」では、福祉施設とその利用者たちが、ほがらかに巻き起こす旋風をカメラが追った。「畑、好き好き~!」きょうも楽しげな声が田畑に響く。もちろん、しんどいときもあるけれど、みんな自分ができることを精一杯やって、収穫のときを待つ。畑に飛び出したのは障がいのある人たち。スーパーマーケットの仕入れ担当者やミシュランシェフもびっくりするような良質の食材を育てている。それも「自然農法」で。彼らはいったいどんな魔法をつかっているのか? 障がい者が、元気に働くことのできる場を作ろうと全国の福祉施設が頑張っている。自然栽培パーティも、そんな思いを持つ5つの福祉施設が集まって立ち上げた。地域に増え続ける休耕地を借り、協力し合いながら自然栽培で作物を育てる。それが彼らのやり方だ。自然栽培では農薬や肥料を使わず、自然のことわりを生かして栽培する。小さな試みは、土に触れるみんなをみるみる元気に。やがて、その輝きは地域の人たちをも巻き込みはじめる・・・。
自然栽培パーティは、障がい者にとって魅力ある働く場を実現させる目的で、自然栽培による農業に取り組み、実績を上げている。2015年に全国5つの福祉施設が集まり、ヤマト福祉財団から自然栽培検証事業として支援を受け、水稲の自然栽培からスタート。翌年、「一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会」となり、多くの人に親しんでもらえるよう愛称は「自然栽培パーティ」とした。成果はやがて共鳴するように広がり、昨年には福祉施設や農家など、125の団体・個人に活動の輪が広がっているという。
[ドキュメンタリー映画「種まいて水やって自然栽培パーティ!」上映会 開催概要]
日時:3月9日(木)11:00~17:00(午前の部 11:00~、午後の部 14:00~)
場所:渋谷ストリームホール(東京都渋谷区渋谷3-21-3)
参加費:大人1500円
※学生以下・障害者手帳を持っている人・福祉関係者は無料
農福連携自然栽培パーティ全国協議会=http://shizensaibai-party.com/
ドキュメンタリー映画「種まいて水やって自然栽培パーティ!」=https://shizensaibai-party-movie.com/