Oaxis Japan、子ども用SNSアプリ「myFirst Circle」搭載の腕時計型キッズスマホ「myFirst Fone S3」を発売

myFirst Fone S3

シンガポールを拠点に世界10ヵ国以上で、子ども向けIOT機器を販売するmyFirst.tech(1月にOAXIS ASIA Pte Ltdから社名変更)の日本法人・Oaxis Japanは、子ども用SNSアプリ「myFirst Circle(マイファーストサークル)」と、同アプリを搭載した腕時計型キッズ向けスマートフォン「myFirst Fone S3(マイファーストフォン エススリー)」(以下、「S3」)を4月中旬に、サービス提供および販売を開始する(スマートフォンの予約は3月30日から受付)。3月29日に行われた新製品発表会では、子ども用SNSアプリ「myFirst Circle」の概要や腕時計型キッズ向けスマートフォン「myFirst Fone S3」の機能について説明した。

myFirst.techのジージェーヨン代表

「当社では、子どもの自信を植え付ける商品や子どもの創造性を育む商品、e-ラーニング商品、子どものスキルを高める商品を展開。商品が持つ教育的要素に大きな評価が集まり、数々の賞を受賞している」と、myFirst.techのジージェーヨン代表。「当社が展開する製品は、子ども向けではあるものの、おもちゃではないため、様々なチャネルを通じて販売されている」と、子ども向けデジタル機器を展開していると紹介する。

myFirst Fone R1

「2021年に上市した『R1』はGPS位置情報が搭載された腕時計型キッズスマートフォン。チャット機能も搭載し、親子でコミュニケーションがとれる。また、カメラがついているのでテレビ電話として通話することもできる。緊急のSOSボタンを押せば、親に知らせが届く機能もついている。通話は月150分以上で、データ通信は800MB以上のスペックを有している」と、2年前に発売した製品について紹介した。

myFirst Fone R1S

「昨年発売した『R1S』には、アニメーションを文字盤として表示できる機能を追加した他、自撮りした写真も文字盤設定できるようになった。また、心拍数を検知できる機能を搭載した。最大心拍数を設定すれば、その心拍数に達すると警告したり、親に知らせたりすることもできる。そのほか、34個の定型文があるため、チャットができたり、約1500曲の音楽も再生可能となっている」と、昨年発売の製品の特長について教えてくれた。

myFirst Fone S3

「そして今年『S3』を上市する。カラーは2色展開で、200万画素の広角レンズも搭載した。1.4インチのIPSスクリーンとなっており、IPX8耐水機能なので、プールで使用することもできる」と、さらに使いやすくなった腕時計型キッズ向けスマートフォンなのだと述べていた。「また今回、子ども用SNSアプリ『myFirst Circle』を提供する。『myFirst Circle』は、保護者が登録するメンバーの承認や投稿の確認ができるほか、GPSによる子どもの位置情報の追跡などの見守り機能を有している。『S3』にはこのアプリが搭載されているため、腕時計スタイルで投稿や通話ができる以外にも、装着している子どもの心拍数が上がった際、保護者に知らせる心拍モニター機能や音楽プレイヤーなど、多彩な機能を備えている」と、アプリの概要について説明した。

myFirst.techのジージェーヨン代表

それでは、利用の流れについて見てみよう。「保護者と子ども双方のデバイスでそれぞれのアカウントを作成し、保護者アカウントでキッズアカウントの管理が可能となっている。キッズアカウントに登録する新しいメンバーの承認も保護者の管理のもと行うため、見知らぬ人とつながる心配はない。また、保護者は登録したメンバーを、『Family』(家族)、『Besties』(親友)、『Friends』(友人)、『Acquaintances』(知人)の4つのグループに分類することができる。メッセージ履歴や連絡先などのデータはクラウドで保管するため、機種変更などデバイスが変わっても、このアプリをダウンロードすれば簡単に元のデータにアクセス可能となる」と、安全性に配慮した設定がなされているとのこと。「投稿には、『いいね』の機能はあえて設けず、テキストメッセージ(16文字)やボイスコメント(8秒)を備えた『ShoutOut』機能を設けた。『いいね』を集めることにフォーカスせず、自分の日常や好みを気軽に共有でき、魅力的なコミュニケーションの構築につなげる。また、閲覧できるグループの指定ができるほか、子どもの投稿が適切でなかった場合には、保護者はその投稿を編集・削除することができる。さらに広告もないので、子どもに安心して使用させることができる」と、子どもが利用するSNSとして安心・安全にこだわったアプリになっていると話していた。

子ども用SNSアプリ「myFirst Circle」画面

「1対1での音声・ビデオ通話、チャットのほか、グループ内でも同様に、チャットやビデオ通話を楽しむことができる」とのこと。「さらに、GPSによって子どもの位置情報を追跡できる」と、子どもがどこにいるのか把握できるという。「また、セーフゾーン(半径200m~2000m)の設定ができ、子どもがこのエリア外に出てしまった際には、保護者アカウントに通知が届くようになっている」と、エリア外に子どもが出てしまっても安心なのだとか。「心拍数や活動量(歩数)を確認できる機能を設けているため、子どもの健康状態の把握も可能となっている。また、腕時計型キッズスマホ『S3』に搭載されたSOSボタンを押すと、保護者アカウントで位置と周囲の音声(30秒間の録音)を確認することができる」と、子どもの状態を逐一把握できると教えてくれた。「なお、保護者アカウントに表示される地図には、複数のデバイスの位置に加え、それぞれの心拍数や活動量(歩数)が表示されるほか、同時に通話やチャットができるため、姉妹・兄弟の状況把握もスムーズとなっている」と、1つのアプリで複数人把握できる点も特長なのだと話していた。

myFirst Fone S3

「昨今、子どもがスマートフォンを所有し、SNSを利用するケースが増えている。特に、SNSは利便性が高くコミュニケーションの活性化に役立つ一方、悪意のある見知らぬ人との出会いのほか、不適切なコンテンツや詐欺、ネットいじめなど、様々な危険に遭遇する可能性もある」と警鐘を鳴らす。「こうしたなか当社は、子どもが安全な環境でSNSのメリットを体験できるプラットフォームの提供を目指し、子ども用SNSアプリ『myFirst Circle』と、このアプリを搭載した腕時計型キッズ向けスマートフォン『myFirst Fone S3』を開発した」と、安全にSNSを楽しむことができる製品を発売することで、子どもや保護者のデジタルライフをサポートしていきたい考えを示した。

2017年10月に第1世代の「S1」を発売以降、機能を拡充し4つのモデルを販売。専用アプリを通じてIP電話ができるほか、保護者はGPSによる位置情報追跡、SOS時の状況把握、セーフゾーンの設定などが可能となっている。また外部からゲームや画像をダウンロードできない仕様とする一方で、音楽プレイヤーや好きなアニメーションを文字盤に使用できるなどのエンターテインメント要素を付加。保護者が安心して子どもに使用させることができ、かつ子どもも楽しめるスマホとして展開してきた。

第5世代のモデルとなる「S3」は4G対応で、子ども用SNSアプリ「myFirst Circle」をはじめ広角レンズを新たに搭載したほか、音楽プレイヤーの質の向上を図った。

別売りヘッドフォン

主な特長は、子ども用SNSアプリ「myFirst Circle」を搭載。腕時計からも投稿、通話・チャットが楽しめ、見守り機能も有している。最新のソフトウェア「Fone OS」によって、以前の「myFirst Fone」と比べ、チャット機能にGIFを受信できるようになったほか、約1500曲が保存できる音楽プレイヤーを搭載し、自身の好きな曲を集めることができるプレイリストなどの機能を追加した。200万画素の広角レンズを搭載。広がりのある画面でビデオ通話などが楽しめる。

[小売価格]2万4800円(税込)
※専用の「myFirst FreeSIM」を利用の場合は月額1078円(税込)
[発売日]4月中旬

Oaxis Japan=https://jp.oaxis.com/


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