- Hobby&Culture2022/12/23 18:14
「セイコー プレザージュ」から国産初の腕時計「ローレル」をオマージュしたセイコー腕時計110周年記念限定モデルが登場
セイコーウオッチは、「セイコー プレザージュ」から、国産初の腕時計「ローレル」をオマージュし、当時のデザインを表現したセイコー腕時計110周年期限限定モデルを、来年1月13日から発売する。世界限定2500本となる。
1881年、時計の修繕と販売から事業を開始し、1892年に掛時計の製造に着手した。大正初期、懐中時計が主流の時代、やがて来るであろう腕時計の時代に備え、セイコーは腕時計の試作・研究を続け、1913年、国産初の腕時計「ローレル」を完成させた。以降、110年、セイコーは数々の革新的な腕時計を世に送り出している。
誰もが正確な時刻を手にすることができるように、また、人それぞれの大切な「時」に彩りを添えるために。これまでも、これからも。
日本の時計メーカーにとって冒険的な挑戦であった「腕時計の製造」を、1913年に実現。これにより日本の設計技術・微細加工技術や工作機械開発が大きく進化していくことになった。2014年には日本機械学会から、日本の機械技術や産業の発展に寄与し、国民生活や文化に貢献した文化的遺産として次世代に伝えるべく、「機械遺産」に認定された。
懐中時計を思わせる、初代「ローレル」のフォルムを踏襲し、本作はその丸みを持つ独特な形状とプロポーションを最新技術で表現している。ボックス型の風防をサファイアガラスで再現、時計本体とストラップを可動式パーツで接続しました。さらに初代のローレルと同様に大型りゅうずを採用し、日本の腕時計の原点とも言える姿を表している。
ダイヤルは初代「ローレル」と同じく、琺瑯(ほうろう)を採用した。製造難易度の高い琺瑯ダイヤルは、琺瑯職人の横澤満氏監修のもと焼き上げられている。横澤氏の技によって一枚一枚作られるダイヤルは、琺瑯ならではの艶やかな光沢と温かみのある質感を持ち、色褪せない美しさを保ち続ける。
当時は秒針が配されていた6時位置には、針式の日付表示を配置。さらに本作では9時位置にパワーリザーブが備えられている。時分針、日針、パワーリザーブ針は当時と同じく繊細な形状を採用した。ダイヤルに印刷されたアラビア数字も、オリジナルの書体を忠実に再現。特徴的な「4」の書体も表現している。
ストラップとケースの接続部は、現代の品質基準をクリアしながらも、当時と同様の可動式構造を採用し、引き通しストラップデザインを採用した。ストラップの表材には、柔らかくしなやかな鹿皮革を使用し、装着性を高めている。鹿皮革は通気性に優れており、湿気の多い気候にも適した素材とのこと。裏材には耐久性に優れたカーフを採用している。
「セイコー プレザージュ」は、100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するウオッチブランドとして、機械式に興味を抱くユーザーから、独自のユニークなデザイン性によって高い評価を得ている。
[小売価格]22万円(税込)
[発売日]2023年1月13日(金)
セイコーウオッチ=https://www.seikowatches.com/jp-ja