小学館、日本初の約500種掲載の本格派の児童向け図鑑 NEO POCKETシリーズ第17巻「プランクトン」を発売

小学館は、図鑑 NEO POCKETシリーズ第17巻「プランクトン」を6月25日に全国の書店・ネット書店で発売する。

今まで、本書のような500種類以上掲載の、本格派の児童向けプランクトン図鑑がなかった背景には、いくつかの要因があり、完成に至るまでには、ほかの図鑑にはない試行錯誤があったという。

プランクトン図鑑の実現が容易ではなかった理由の1つに、プランクトン系の研究者達は大学や研究機関などにおいて多岐に渡る幅広い分野の研究室に在籍していることがあった。

水生動物の中では、魚・エビ・イカ・貝・クラゲなどに分かれ、さらに植物や菌類、古生物など、さまざまな分野ごとに研究室が分かれている。

プランクトンは、どの分野にも含まれており、図鑑を作る上で数多くの研究室に所属する研究者達との交流が必要になる。

「魚図鑑」「植物図鑑」などの場合は、1つ分野の研究者とやり取りするだけで充分だが、「プランクトン図鑑」の場合は、多岐に渡る研究室をまたいで交流を持ち、取りまとめなければならない。あまりの幅広さから、現実的にそれを編集者が行うのは不可能だと思われていた。

そこで今回の図鑑では、編集者のほかに3名の博士(研究者)が自ら編集として各専門の博士達と連絡を取り合い、約60名の知見を取りまとめることで、図鑑の完成を実現することに成功した。

2つ目の理由は「プランクトンの美しい写真が集まらない」ということだった。そもそもプランクトンの写真を撮っている人は少なく、各専門の研究者が撮影した写真を掲載する以外に選択の余地がないという状況だった。しかし、研究者の顕微鏡写真はモノクロや地味な写真も多く、子ども達が「昆虫」「植物」「恐竜」などの巻と比べて購入を検討したときに、このような顕微鏡写真で構成された図鑑を「令和の子ども達が果たして読んでくれるのだろうか?」という疑問が、制作が進むにつれて湧いてきたという。

そこで、一度ゼロから仕切り直して、可能な限り美しいプランクトンの写真を集めようと思い立ったとのこと。さまざまなジャンルから美しいプランクトン写真を撮っている写真家の人々に連絡をして、美しい写真を片っ端から借りて、全体的に構成を組み直したことで、ビジュアルの精度が高い、今までに類を見ない、美しい児童向けプランクトン図鑑が実現した。

プランクトンというと、目に見えるかどうかくらいのとても小さな水の生物のイメージがあるが、「プランクトン」の定義は実は大きさではないとのこと。「海流にさからって泳げず、水中をただよう生物」をプランクトンと呼ぶ。海にすむ生物の多くは、生まれたての頃はしっかりと泳ぐことができないため、水中をただようプランクトンなのだとか。この図鑑には魚、イカ、エビなどの、かわいい赤ちゃんがたくさん紹介されている。そのほか、理科の授業で習うミジンコ、ミドリムシ、ゾウリムシ、クンショウモなどのおなじみのプランクトンや自由研究に最適な内容も満載だとか。くわしくは、同書を見てほしいという。

[小売価格]1100円(税込)
[発売日]6月25日(火)

小学館=https://www.shogakukan.co.jp


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