日比谷花壇、明大と共同で生花販売イベント「慕ひ花~人づてならで、言ふよしもがな~」をHibiya-Kadan Styleセレオ八王子店で実施

左から:日比谷花壇の社員、明治大学の学生

日比谷花壇は、明治大学農学部共生社会論研究室の学生と共同で企画した、心理学を活用した生花販売イベント「慕ひ花(おもいばな)~人づてならで、言ふよしもがな~」を、10月15日から20日までの期間限定で、Hibiya-Kadan Style セレオ八王子店(場所:東京都八王子市)で実施する。

日比谷花壇は5月から、行動経済学を用いた消費者行動の分析を研究する明治大学農学部共生社会論研究室の3年生と共に、「心理学×花」をテーマに、普段花を購入する機会のない若年層をターゲットとした新たなアプローチによって、購買にどのような影響が生まれるかを調査する企画に取り組んでいる。

「慕ひ花」は、伝えたい気持ちや想いがある若年層を主とした消費者に、花を通じてその想いを相手に贈る体験をしてもらうことを目的としている。消費者には、黒板に記載したフローチャートの質問に、性格や花の購入歴をもとに選び進めてもらい、辿り着いた先に設置したカードを手に取ってもらう。カードには、結果に基づいたおすすめの生花が描かれており、花の特性や花言葉などのほかに、花贈りを後押しする心理学的アドバイスが記載されている。

心理学的アドバイス付き花カード

消費者に合った花マッチングを行い、さらに共生社会論研究室の学生が強みとしている心理学的視点からもアドバイスをすることで、新しい顧客体験を提供するとともに、日常では伝えきれない想いを花に添えて贈る機会の創出を目指す。

日比谷花壇グループは、今後も教育機関との連携はもとより、消費者に花とみどりのある生活を気軽に楽しんでもらえるよう、新たな販売スタイルやサービスを取り入れながら、花とみどりで暮らしに潤いを与え、心を豊かにするサポートを行っていく考え。

タイトルの「慕ひ花」には、言葉にするのが難しい感情や心の中のささやかな想いを、花という形に託して相手に届ける、といった意味を込めている。また、サブタイトルの「人づてならで、言ふよしもがな」は、百人一首の和歌を引用し、人づてではなく、あなたに逢って直接気持ちを伝えるという、私たちがその後押しをしたい気持ちを表現している。

明治大学農学部共生社会論研究室の学生は、「普段、花を買うことがない若い世代の人にとって、花を贈ることには少し照れくささやためらいがあるかもしれない。『慕ひ花』は、そんな気持ちを和らげ、気軽に花を選び、贈ることをサポートするイベント。このイベントを通じて、花を通じた自己表現が若い人々にとって新たな発見や行動のきっかけとなれば嬉しい」とコメントしている。

日比谷花壇=https://www.hibiya.co.jp
明治大学=https://www.meiji.ac.jp


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