Home&Living♥2023/04/11 20:44

ブラウン、グルーミング製品のラインアップを一新、「ブラウンボディグルーマー／ヒゲトリマー／ヘアバリカン」を発売

P＆Gは、小型家電ブランドの「ブラウン」から、「ボディ＆フェイスグルーマーPRO X」の新製品を含む、グルーミングラインアップすべてを刷新する。グルーミングラインアップ新製品は4月7日から予約販売を開始し、4月22日から新発売する。4月7日に行われたオンライン発表会では、「時短」、「肌にやさしい」という体毛処理における消費者ニーズ（P＆G調べ）をとらえ、はさみやカミソリといった既存の解決策に替わる新たなソリューションとして展開するグルーミング製品の機能などについて説明した。

「ブラウンでは、一人ひとりが描く理想のグルーミングスタイル・体験を実現し、生活をより豊かにするというビジョンを掲げている」と、P＆G ブラウン筋健亮ブランドディレクターが挨拶。「ブラウン製品の売上構成比を見てみると、シェービング製品が圧倒的なシェアとなる一方、女性用の光美容機器が伸長している。さらに、グルーミング製品もまだまだ市場は小さいながらも急拡大しており、市場参入以来トップシェアを獲得するなど、今後大きな成長が期待できるカテゴリであると考えている」と、体毛処理に対する消費者の意識の変化からグルーミング製品に関心を示す消費者が増えていると訴える。「そこでブラウンでは、3年ぶりにグルーミング製品ラインアップを一新する」と、消費者ニーズを捉えた製品にリニューアルすると意気込む。「卓越した技術を詰め込んだ最高の製品となっているので期待してほしい」と、生まれ変わったグルーミング製品で体毛処理に対する悩みや不満を解消したいとアピールした。

次に、P＆G ブラウン木本悠作ブランド・マネージャーが「ブラウンボディグルーマー／ヒゲトリマー／ヘアバリカン」について詳しく紹介した。「ブラウンの参入以来、ボディグルーミングカテゴリは2倍以上に拡大している」と、2021年が約4.5億円の市場であったのに対し、2022年は約10億円と前年比220％の市場に拡大したと訴える。「ボディグルーミング市場でブラウンは50％以上のシェアを獲得。多くの消費者に受け入れられている」と、ボディグルーミング市場で確固たる地位を築いているのだと力説する。「5年間で約5倍に大きくなった超成長市場は、今後も大きく拡大するポテンシャルがある」と、まだまだ市場は拡大していくと予測する。「ボディグルーミング市場は、気温が上がり、肌の露出が増える夏季に偏った需要を示す」と、これからのシーズンに向けてボディグルーミングに関心を示す消費者が増えていくのだと説明する。「また、男性の3人に1人がボディグルーミングを行っており、特に若者は2人に1人が手入れをしている」と、若年層を中心に体毛処理を行っている男性が増えていると語る。「しかし、米国は全男性の59％が体毛を処理しており、独国に至っては全男性の64％が体毛処理を行っている」と、欧米に比べて日本は体毛を処理する人は少ないと訴える。「以前のムダ毛ケアについては、はさみやカミソリを使って手入れをしている人が多く、電動トリマーを使っている人は約2割程度となっている」と、専用ツールで体毛を処理している人は少ないと語気を高める。「はさみやカミソリを使って体毛処理をしている人は、不安や満たされないニーズも顕在化していることから、ブラウンでは『ボディ＆フェイスグルーマーPRO X』およびボディグルーマーシリーズすべてを刷新する」と、新たな製品を発売することで、不安や満たされないニーズを解消したいと力説していた。

「『PRO X』では、ブレードが進化。ボディグルーマーシリーズでは新しいアタッチメントを採用した」と、新機能を搭載することで、体毛処理の不安や悩みを解決したいと説明する。「フラッグシップの『ボディ＆フェイスグルーマーPRO X』では、中央の毛をカットするエリアが2倍の大きさになった。これによってカット効率がアップグレードした」と、少ないストロークで多くの毛を処理できると語る。「さらに、世界初4Dブレードを採用した。これによって、外側のサイドトリマーと中央のセントラルトリマーで効率的に毛をカットする」と、双方向に動かして剃れるようになったと述べる。「前後駆動ヘッドは、最大45度の首振りで、コンパクトかつ前後に駆動する。体中の細かい凹凸に対応して密着する」と、剃り残しをなくすようなヘッド構造になっていると説明。「スキンシールドを搭載しているので、内部で振動する刃の上に被さる構造になっている。ヒゲ用シェーバーと同様、刃が直接肌に当たらないようになっている」と、肌に優しい設計になっていると教えてくれた。

「6種類のアタッチメントで、部位ごとに異なる個人の理想のスタイルを叶えてくれる。肌保護アタッチメントでデリケートゾーンも安全に処理することができる」と、細かいケアも可能なアタッチメントを用意したとのこと。「お風呂で使え、丸ごと水洗い対応となっている。人間工学に基づいた設計で持ちやすく、お風呂でも滑らない」と、ケアする場所として圧倒的多数を占めるお風呂場で使いやすい仕様にしていると述べていた。「デザインはよりプレミアムなカラーとしてダークグレーを採用。洗面台などに立てかけるだけで充電し、いつでもすぐに使える充電スタンドも搭載した」と、使いたいときにすぐに使えるようになっていると語っていた。

「『ボディグルーマー BG5』は、ボディシェーバーヘッドに付け替えることでより短く毛をカットしてくれる」と、新しくなった点について解説した。

「ヒゲトリマーはブラウンが長年カテゴリをけん引。No.1シェアをキープし続けている。しかしここ数年、製品ラインアップに変化がなく、平均単価も低いため、既存の製品では満たしきれないニーズが顕在化、よりパフォーマンスの優れた、プレミアムな製品の必要性が迫られていた」と、市場に新たな風を吹き込むことで活性化させる必要があったと語る。「欧米に比べてヒゲがある人は少ないものの、若者を中心にヒゲがある人が増えていることからヒゲトリマーに関するニーズがあると思っている。しかし、これまでのヒゲトリマーでは、口の下や、鼻との間、横やくちびるの側をきれいに剃りたいのに難しいとの意見も聞かれていた」と、消費者リサーチから、いくつかの満たされないニーズが明らかになったという。

「そこで、ブラウンでは、ヒゲトリマーを全面リニューアルする。特に、プロ仕様の最上級モデル『BT9』では、ブラウン史上最高のトリマーヘッドを採用。刃の角度が鋭く進化し、効率的に毛をキャッチする。刃の枚数が増加し、カットの効率もアップした。刃の先端が丸みを帯び、やさしい肌触りとなっている」と、「BT9」の特長について教えてくれた。

「さらにT字型トリマーヘッドでは、ヒゲの形を整え、まっすぐなラインを作ってくれる。また、PROブレードよりも短く、間隔の細かくなった刃でより細かな調整が可能になった。細部用トリマーヘッドでは、より細かい部分の角度や形を精密に整えてくれる」と、トリマーヘッドを替えて思い通りの形にヒゲを整えられるとのこと。「顔に当てることで、きれいなヒゲの形をガイドするヒゲ型テンプレートや、ヒゲの濃淡にグラデーションを作るフェード用コームも付属している」と、セルフケアをサポートしてくれる付属品も充実しているのだとか。

「0.5mmごとに40段階の長さ調節が可能で、ダイヤルロックスイッチを搭載。スイッチをあげるとダイヤルがロックされ、意図しない長さの変更を防ぐ」と、長さ調節機能もあると語る。「リチウムイオン電池搭載で180分の連続稼働が可能になった（2.5時間の充電）。既存品と比較して＋180％の電池性能になっている」と、バッテリー性能も向上。「100％防水設計で、丸ごと水洗いに対応している。お風呂での使用も可能となっている」と、清潔に使える製品になっていると述べていた。