Home&Living♥2024/02/15 21:53

ハイアール、日本国内の家庭用セパレートエアコン市場に参入、ひととくらしにやさしいルームエアコン「huu」を発売

ハイアールジャパンセールス（以下、ハイアール）は、日本国内における家庭用セパレートエアコン市場に参入し、清潔＆省エネと快適性にこだわった、ひととくらしにやさしいルームエアコン「huu」（CSシリーズ）を、4月1日から全国の家電量販店、ホームセンター、GMS、WEB通販などで順次発売する。発売に先駆けて、2月14日に開催された新商品発表会では、日本市場向けに家庭用セパレートエアコンを投入する背景や狙い、新製品の特長について説明した。

「グローバル家電ブランドであるハイアールは、ユーロモニター・インターナショナルの『Global Major Appliances 2023 Brandランキング』において、2023年の大型家電・ブランド別世界販売台数シェアで世界No.1の認定を受けた。これによってハイアールブランドは、15年連続で世界No.1を達成した」と、ハイアール執行役員副社長の乾修明氏が挨拶。「ハイアールグループでは、世界で7つの主要家電ブランド（Haier、AQUA、Casarte、Leader、Fisher＆Paykel、GE Appliances（GEA）、CANDY）を展開している。ルームエアコンについては、グローバル市場で1985年から販売を開始しており、昨年の世界生産台数は年間約1800万台に達した。世界各国の人々に快適な生活空間を提供している」と、グローバルにおけるルームエアコンの取り組みを紹介した。「日本での事業展開は、当社とアクアジャパン、ハイアールアジアR＆Dが三位一体となって推進している。現在は、白物総合家電メーカーを目指して事業拡大に取り組んでおり、冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機カテゴリーのラインアップ強化を図ってきた。そして今回、新規カテゴリーとして家庭用セパレートエアコンに参入し、4月1日にルームエアコン『huu』を上市する」と、日本市場向けに家庭用セパレートエアコンを投入する背景を述べた。

続いて、ハイアール副社長の前田将徳氏が、ルームエアコン「huu」の企画・開発意図および日本での事業展開について説明した。「『huu』は、清潔・省エネと快適性にこだわった、人と暮らしにやさしいスタンダードタイプのセパレートエアコンとなっている。『huu』というブランド名は、『ふ～』という安らぎの呼吸の音を表すと共に、使う人にくつろぎを与える“Haier Unlax U（You）.”の頭文字を取ってネーミングした」と、ブランド名「huu」の由来について紹介。「日本市場への新規参入にあたっては、グローバル展開で培った知見を活かしながら、日本の顧客ニーズ・デザイン性、日本家屋への設置性、省エネ規制などを最大限考慮し、国内向けに完全新規で製品開発を行った」と、日本市場のために新たに開発したオリジナル商品なのだとアピールした。

「また、品質に厳しい国内ユーザーのニーズに応えるために、品質管理体制とアフターサービスにも力を注いでいる。品質管理では、S認証取得や抜き取り検査、市場返品全数検査などに対応。アフターサービスでは、365日稼働のカスタマーセンターに加え、チャットボット、サービス用LINE公式アカウント、FAQなどを用意している。万が一、故障が発生した際には、全国47都道府県で出張修理に対応できる体制を整えている」と、充実したアフターサービス体制で安心・安全にルームエアコンを使うことができると強調する。「今回発売する『huu』（CSシリーズ）は、エントリークラスの製品となるが、今後はハイアールグループのスケールメリットと高付加価値技術を最大活用し、日本の消費者ニーズに寄り添ったルームエアコンの企画開発を進めていく。来年にはミドルクラスの製品をリリースし、将来的にはハイエンドクラスにもラインアップを広げていきたい」と、今後の事業展開についても言及していた。

ルームエアコン「huu」（CSシリーズ）の製品概要については、ハイアール商品企画部部長の森脇利行氏が説明した。「家庭用セパレートエアコンの日本参入第1号製品となる『huu』（CSシリーズ）では、6畳用、8畳用、10畳用、14畳用の計4モデルを展開する。エントリークラスの製品ながら、清潔と省エネおよび快適空間を実現する充実した機能を備えている」とのこと。

「清潔を保つ機能として、汚れがたまりやすく手入れがしにくい室内機と室外機の熱交換器をきれいにする『Wフリーズ洗浄』を搭載。頑固な油汚れやホコリを凍らせ、一気に解凍することで汚れを落とす。仕上げに56℃でしっかり加熱して水分を残さないため、カビが発生しにくい状態で清潔を保つことができる。また、運転停止後に熱交換器を自動加熱してカビの発生を抑える『内部乾燥』や、設定温度への到達を緩やかにして消費電力を抑える『Ecoモード』を搭載している他、フィルターを上部に設置することで前面パネルを開かずに簡単にフィルター掃除ができるようにした」と、清潔と省エネを支える機能を紹介した。

「快適空間を支える機能としては、天井に沿って冷たい風を送り、部屋の奥までスッキリ冷やす『快適シャワー冷気流』と、天井に上がりやすい暖気をおさえこみ、温風を足元へ届けることで部屋全体をしっかり暖める『快適あしもと暖気流』を搭載している。また、あてたいエリアに向けて風を届ける『エリア指定送風』や、部屋を冷やしすぎずに除湿が可能な『快適除湿』機能に加え、室温が高すぎる状態や低すぎる状態が続くと自動運転で室温を調整する『温度みまもり』機能を採用した」と、夏も冬も快適に過ごせる空間を提供するとアピールした。