- Home&Living2024/05/16 19:21
貝印、J-CEP参画に伴いペットボトルキャップを再利用したツメキリを制作
グローバル刃物メーカーの貝印は、素材循環のパートナーシップJ-CEP(ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ)と神戸市が取り組んでいる家庭から出る資源回収再資源化プロジェクトの成果物として、ペットボトルキャップ由来の再生プラスチックを使用したツメキリを制作した。
素材循環のパートナーシップJ-CEPは神戸市と連携し、市内の資源回収ステーションで集まったペットボトルキャップを再生材原料として使用し、製品への利用可能性を検討している。貝印をはじめとする各企業が資源回収再資源化プロジェクトの成果物として、ペットボトル由来の再生材の製品化に向けた試作を行い、3月5日にはお披露目式を開催した。
貝印は地球温暖化の原因となる温室効果ガス(CO2)の増加を抑えるため、ペットボトルキャップ由来の再生プラスチックをスタンダードツメキリのストッパーに利用した。
実際に自分たちが分別し回収されたキャップが、ツメキリとなり自分の手元に返ってくることで、リサイクルをしたことを感じてもらうため、ヴィッセル神戸を通じて神戸市内の全小学校および養護学校169校へ贈呈、また、神戸市SDGsイベント「楽しんで学ぼうSDGs in KOBE」にてツメキリ教室を実施した。
J-CEPに参画している各企業にて、分別、ペレット化等それぞれの役割を果たし、回収~再生のスキーム構築を目指した。神戸市で回収されたペットボトルキャップが、ツメキリとなって神戸市の回収ステーションと小学校に配布されることによって、回収~手元に戻ってくるまでのサーキュラー(循環)が生まれる。