アトムテック、特例特定小型原動機付自転車の規格に適合したスマート電動モビリティ「ATOM Full eBike」を発売

IoTスマートホーム製品を開発販売するアトムテックは、特例特定小型原動機付自転車の規格に適合した新製品「ATOM Full eBike」（アトム フル イーバイク）を開発し、5月30日からATOM製品公式サイト「ATOMストア」にて一般予約販売を開始する。車体カラーはマットグレーとホワイトの2色となる。初期ロット第一弾の出荷開始は6月下旬を予定している。

昨年7月から施行された改正道路交通法では、一定の基準を満たす電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」（以下、特定小型原付）と定義され、16歳以上であれば運転免許がなくても運転ができるようになった（16歳未満は運転禁止）。ヘルメット着用は努力義務。改正はモーター駆動による新しいモビリティの社会実装を目的としたものであり、サドルを備えた自転車タイプを包含している。

アトムテックはこれからの都市型コミューターを考えるとき、特定原付の規格に適合した自転車タイプの電動モビリティが最適と考え、同製品を開発した。最高速度20km／h以下の車道走行モードのほかに、同6km／h以下の歩道走行モード（自転車通行可の一部の歩道を走行することが可能）を備えた「特例特定小型原動機付自転車」（以下、特例特定小型原付）とし、国交省が認定した性能等確認実施機関（JATA）による保安基準の性能等確認（型式認定）を取得している（性能等確認済番号：JATA－0070）。特例特定小型原付であるので、16歳以上であれば運転免許は不要。法的区分では努力義務であるヘルメットの着用について、アトムテックは運転時の着用を強く推奨している。

自転車タイプであっても小径タイヤの車種がほとんどである特定小型原付にあって、一般自転車レベルのサイズとなる大径20インチかつノーマル幅タイヤの採用によって、駅前やマンション等の自転車駐輪場に設置のほとんどのラック設備に適合し、一般自転車と同様にレールの中に収まる唯一（5月24日現在。同社調べ）の車種となっている。ユーザーの日々の利用に不可欠で、自転車タイプの特定小型原付の普及に向けた重要なポイントと考えた。大径タイヤは、段差越えの際の安定性・安全性を高めるほか、路面の凹凸による衝撃を吸収し乗り心地の向上に繋がる。

ペダルレスのフル電動サイクルで特例特定小型原付であるATOM Full eBikeの特性は、バイクに比べて手軽エンジン音がなく、ガソリン代不要で、自転車同等の駐輪が可能。場所を取らず、折りたたみ可能となっている。電動アシスト自転車に比べて楽漕がなくてよいのでスタート時や登坂も力いらずだとか。スムーズで爽快な走行感となっている。電動キックボードに比べて安定・安全タイヤ径が大きく段差越えにも安全で、立たない座席運転は低重心で安定性が高いという。

ATOM Full eBikeの特徴は、マグネシウム合金をフレーム素材に採用した。軽量で錆びにくく高剛性の堅牢性・信頼性の高いフレームを実現している。継ぎ目の溶接痕がない精巧な作りとし、スクウェアでシャープなフォルムを演出する。折りたたみ式フレームとのこと。ワンタッチ（3ステップ）で折りたたみ、車載して簡単に持ち運びが可能だという。旅先やアウトドアシーンでも楽しく乗り回せる。屋内収容にも便利だとか。バッテリーを取り出す際は、折りたたんだ状態でキー操作によって抜き取る。20インチ大径タイヤによって、駅前やマンション等の自転車駐輪場に設置のほぼすべてのラック設備に駐輪が可能。段差も安全に越えられ、衝撃吸収性能を含め、自転車で慣れ親しんだ安定感と乗り心地を提供する。コイル式サスペンションをリアフレームに配置した。路面からの衝撃を吸収し、抜群の乗り心地を提供する。大径タイヤと肉厚サドルと相乗する。後輪中軸部350Wモーターが生み出すパワフルな走行を実現した。スタート時にふらつかず、坂道も余裕を持って登坂できる。バッテリーはフル充電で約40kmの走行が可能（諸条件によって変動）。充電はバッテリーを装填した状態でフレーム外面の充電ポートからする方法と、取り出してバッテリーに対して直接電源アダプターからのケーブルを挿してする方法とどちらでも可能とのこと。フル充電まで約5時間となっている。免許不要。電源スイッチを入れて、アクセルをまわすだけで発進する。自転車に乗れさえすれば、誰でも簡単に運転が可能（16歳以上限定）となっている。ギアやチェーンがないため、衣服が汚れたり破れたりする心配がない。またエンジン駆動バイクのオイル交換やチェーン調整などもないという。オプションアイテムで拡張性を提供。着用を強く推奨するヘルメットで自身の安全を確保する。フロント／リアのバスケットは通勤・通学や買い物などに重宝する。盗難防止のロック（番号錠）も用意している。

［小売価格］21万7800円（税込、送料別）
［発売日］6月下旬

アトムテック＝https://www.atomtech.co.jp