- Home&Living2024/12/18 19:13
三菱電機 霧ヶ峰、エアコン暖房の「降雪前にできる対策」と「降雪時の対策」を紹介、室外機の環境整備が対策のポイントに
三菱電機 霧ヶ峰は、降雪時にも室内であたたかく快適に過ごせるように、エアコン暖房の「降雪前にできる対策」と「降雪時の対策」について情報を公開した。霧ヶ峰PR事務局が、沖縄県を除く46都道府県の30~50代の男女600名に行った調査によると、降雪時に「エアコン暖房の効きが悪くなった」などのトラブルに見舞われたことがある人は全体で18.5%となり、地域ごとに分けると寒冷地(北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、新潟県、長野県、山梨県、富山県、石川県、福井県)では20.0%、その他の地域では17.0%となった。気象庁によると、今年の降雪量は北・東・西日本の日本海側で平年並みか多い見込み。そのため、降雪前/降雪時の対策を確認し、突然の大雪に備えておくことを推奨している。
霧ヶ峰PR事務局が実施した調査では、降雪時にエアコントラブルに見舞われたことがあるかを聞いたところ、「ある」と回答した人は、全体で18.5%となった。そのうち寒冷地は20.0%、その他の地域では17.0%だった。具体的には、「エアコン暖房の効きが悪くなった」や「急に暖房運転が止まってしまった」などの声が挙がっていた。
また、エアコンに関する雪対策の意向については、地域問わず「実施しようと思っていない」「どちらかといえば実施しようと思っていない」と回答した人が全体で73.0%にのぼった。その理由として、寒冷地では「どのように対策したらいいかわからないから」が最も多く36.0%、その他の地域でも29.0%の人が同様の回答をしており、地域問わず4人に1人以上がエアコンに関する雪対策の仕方をわかっていないことが明らかになった。
調査結果を受けて、三菱電機 空調冷熱システム事業部の久田優美氏は、「降雪時にエアコントラブルが起こる理由としては、『室外機のファンが雪で埋まる』、『室外機の上や周りに雪が積もって風通しが悪くなったり、溶けた雪が凍って室外機の熱交換器に張り付いたりする』ことが考えられる。これらの状態になると、エアコン暖房は正常な運転ができなくなる可能性があり、結果として『効きが悪くなる』などのトラブルにつながる。そのような事態を避けるため、エアコン暖房の雪対策を行うことをおすすめする。特に『室外機周辺の対策』が一番重要になる」と指摘する。
「降雪前の対策としては、エアコン暖房を効率的に使うために、空気がスムーズに流れるように普段から室外機周辺のスペースを確保しておくことが大切。ファンの前や横に観葉植物や段ボールなどの障害物を置いていると、風を遮り、室外機の正面に雪が積もってしまう可能性がある。室外機周辺の風通しを良くするために、動かせるものはできるだけ片づけて、上面にものを置くのも避けたほうがよい」と、普段から室外機周辺の環境を整備しておくことが雪対策につながるとのこと。
「寒冷地においては、家の北側や西側は季節風の影響を受けやすく、冬場は雪が室外機に吹き込んでしまう。そうすると、安定した稼働を実現できなくなる可能性がある。そのため室外機の設置場所は、家の東側か南側を選ぶのがおすすめ。また、室外機から排出されるドレン水(室内機についた霜を溶かす『霜取り』を行った際に室外機から排出される水のこと(暖房運転時))で地面が凍結して思わぬ事故につながる可能性がある。室外機を設置する際には、人の通る場所や地面が凍結すると問題のある場所は避けるようにすること。さらに、ドレン水は凍結によって熱交換器の破損や、ファンと氷の接触などの不具合につながるおそれもある。排水で困った時は、購入した販売店に排水工事を相談してほしい」と、寒冷地の降雪前対策についても教えてくれた。
この他に、別売部品の架台を使って、室外機の雪害を回避する方法もあるという。室外機を地上に設置する場合は、二段架台などを活用し、降雪とドレン水の凍結の影響がない高さに設置するのがポイント。
上階や壁面に設置する場合は、壁面用据付台などを活用し、降雪・落雪・つららなどの影響を受けにくい場所に設置する。この際、ドレン水の排水にも注意。
バルコニーに設置する場合は、一段架台などを活用し、降雪とドレン水凍結の影響がない高さで設置するとよいとのこと。
「大雪が降った後は、まず室外機の状態を確認。雪が積もっているようであれば、エアコンの電源は入れず、シャベルなどで吹き出し口の前が200mm以上空くように雪を取り除く。さらに、室外機の上に積もった雪もできれば取り除いでほしい。ただし、室外機内部の雪には触らないこと。室外機内部のフィンによって怪我をする恐れや、フィン自体を傷つけてしまう可能性がある。また、雪を溶かすためにお湯や水をかけると、かえって室外機の熱交換器に氷を発生させ、フィンの目詰まりの原因になることがある」と、降雪時における対策と注意点についてアドバイスしてくれた。
もし、エアコン暖房が止まってしまった場合、そのトラブルは故障ではなく「霜取り」中の可能性があるという。霧ヶ峰PR事務局が実施した調査では、エアコンに「霜取り」機能がついていることを「知らなかった」と回答した人が63.2%を占めていた。
この点について久田氏は、「室外機の熱交換器に霜が付着すると、熱交換が十分に行われず暖房能力を発揮しにくくなるため、エアコンにはその霜を溶かすために、自動で『霜取り』を行う機能がある。『霜取り』時には、霜を溶かすためにあたたかい冷媒を室外機側にまわすため、室内機から冷たい風が吹かないよう暖房運転を短時間停止する」と解説。「暖房が『止まってしまった』とビックリするかもしれないが、それは『霜取り』を行っているためで、少し時間を置くと通常運転を再開するので、焦らず待ってほしい。ちなみに、最近のエアコンは『霜取り』前に室温が設定温度を下回らないよう事前に室温を上げておく、『プレヒート』という機能が搭載されているものもある。また、『霜取り』中は、熱交換器があたたかくなっているので溶けた霜の水分が蒸発して湯気となる場合がある。そのため、室外機から湯気が出ていても、必ずしも故障ではない」と、エアコン暖房が止まった場合は「霜取り」機能を確認してほしいと話していた。
「室外機に霜がつくのは寒冷地だけと考える人もいるが、これは全国で起こり得ること。室外機に霜がつきやすく、『霜取り』に入る外気温は-7~5.5℃の時。そのため、日本の場合はほぼ全国が対象となる。実際、昨年の東京では73日、大阪市では71日、福岡市では59日も外気温が-7~5.5℃となった日があった(三菱電機調べ)。ちなみに、三菱電機の『ズバ暖霧ヶ峰』(FD/ZDシリーズ)は独自の技術によって、『霜取り』中も暖房運転が途切れないので、室温が下がることがない。エアコンの買い替えを考えている場合は、寒冷地以外の地域でも愛用されている『ズバ暖霧ヶ峰』を検討してみてほしい」と、「霜取り」中もあたたかさが途切れないエアコンとして「ズバ暖霧ヶ峰」を紹介した。
「『ズバ暖霧ヶ峰』では、外気温-15℃の環境下でも最高約60℃の温風吹出しを実現できる。さらに、約15分で室温を5℃から20℃まで引きあげることができる。この圧倒的な暖房能力を実現できる秘密が『大容量コンプレッサー』。外気中にある熱エネルギーを集め、パワフルで大容量なコンプレッサーで圧縮し、高温・高圧にして熱エネルギーを室内に送ることで、真冬でもしっかり暖房運転ができる。容量は通常機種の約1.6倍を誇る。また、室外機内部に凍結防止ヒーターを標準搭載し、ドレン水凍結にともなう熱交換器の破損や、ファンと氷の接触などの不具合を防止する」と、暖房性能に優れた「ズバ暖霧ヶ峰」の特長をアピールした。
[調査概要]
調査対象者:30~50代の男女600名(沖縄県を除く46都道府県在住)
調査方法:インターネット
調査期間:2024年11月1日(金)~11月5日(火)
三菱電機=https://www.MitsubishiElectric.co.jp/
ズバ暖霧ヶ峰 特設サイト=https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/zubadan/