TOSEI、「国際コインランドリーEXPO 2025」にブース出展、世界初の2段式洗濯乾燥・乾燥機「Stackコンボ」を披露

「国際コインランドリーEXPO 2025」のTOSEI展示ブース

国内大型コインランドリー機器で業界シェアNo.1(同社調べ)のTOSEIは、2月26日から28日の3日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された国内唯一のコインランドリービジネス展示会「国際コインランドリーEXPO 2025」に出展し、世界初(同社調べ)となる2段式洗濯乾燥・乾燥機「Stackコンボ」(商品名:ST-155WT)を披露した。また、展示ブースでは、コインランドリー店舗オーナーの予算に応じた4つのゾーンを展開し、フルスペックモデルや完全キャッシュレスモデル、エレクトロラックス・プロフェッショナルブランドのエントリーモデルなど多様なラインアップによる次世代のコインランドリー店舗の形を提案した。

今回の展示ブースは、「フルスペックタイプ」「シンプルタイプ」「完全キャッシュレスタイプ」「エントリータイプ」の4つのゾーンに分かれており、それぞれコインランドリー店舗オーナーの投資予算に応じた展示が行われていた。その中でも大きな注目を集めていたのが、今年夏の発売に先駆けて披露された2段式洗濯乾燥・乾燥機「Stackコンボ」だ。同製品は、洗濯乾燥機(下段)と乾燥機(上段)を2段式にした世界初のモデルで、洗濯乾燥機の3役(洗濯乾燥・洗濯・乾燥)と乾燥機の1役(乾燥)を合わせて4役の機能を1台で実現。7.1インチ共通ディスプレイを搭載し、操作も簡単に行うことができる。

2段式洗濯乾燥・乾燥機「Stackコンボ」(商品名:ST-155WT)

「Stackコンボ」の開発背景について、TOSEI マーケティング推進統括部 統括部長の高木潤一氏は、「コインランドリー市場は拡大を続けており、特に都市型や施設併設型の省スペース店舗でのニーズが高まっている。一方で、こうした店舗においては、従来の洗濯乾燥機や乾燥器ではスペース効率および投資効率が悪いという課題を抱えていた。そこで当社では、この課題を解決するべく、洗濯乾燥機と乾燥機を1台に集約した新たな2段式モデルの製品化にチャレンジした」と説明する。「『Stackコンボ』は、1平米あたりの生産性が非常に高く、占有面積に対する売上は当社従来製品と比較して約1.4倍となる。これによって、コインランドリー経営におけるスペース効率および投資効率を大幅に向上し、店舗全体のイニシャルコスト低減を図ることができる」と、省スペースで高い利益をもたらす革新的なモデルなのだとアピールした。

「まずは、都市型・繁華街型の省スペース店舗に向けた提案を進めていく。従来の製品では設置が難しく破棄されていた狭小テナントでも、『Stackコンボ』であればコインランドリーとして展開が可能となる。店舗面積に応じて『Stackコンボ』を3~4台設置することで、安定した売上確保が見込める。さらに今後は、各種施設に向けて、移動式ユニットハウス型モデルの併設を展開していく。例えば、マンションのシェアスペースや学生・社員寮、トラックターミナル、温浴施設、フィットネス、福祉施設、地方自治体での災害対策など新規チャネルの開拓を目指す」と、「Stackコンボ」を通じてコインランドリーの新たな可能性を提案していく考えを示した。

「フルスペックタイプ」ゾーンの展示

各ゾーンの展示内容としては、「フルスペックタイプ」ゾーンでは、機器投資額が約1750万円(税別)の店舗オーナー向けに、コイン式タッチレス洗濯乾燥機「SFシリーズ」、コイン式ガス乾燥機「CTシリーズ」、敷ふとん専用ガス乾燥機などを展示。最上位モデルとなる「SFシリーズ」は、業界初のタッチレスパネルを搭載し、直接タッチしなくても指を近づけるだけでコーススイッチが反応するため、接触レスで操作できる。高まる衛生面へのニーズに応える次世代洗濯乾燥機となっている。

「シンプルタイプ」ゾーンの展示

「シンプルタイプ」ゾーンでは、機器投資額が約1650万円(税別)の店舗オーナー向けに、集中精算機を導入した店舗形態を提案。世界初の2段式洗濯乾燥・乾燥機「Stackコンボ」や、6月に発売予定のタッチパネル洗濯乾燥機「SFシリーズ」WWモデル、現金・キャッシュレス併用集中精算システム「TSC-100」などを展示した。「SFシリーズ」WWモデルは、現金とキャッシュレスどちらも対応可能な新製品で、7.1インチ「タッチスクリーンパネル」によるシンプルな操作性を実現している。また、5コースフリー設定、乾燥温度変更可能(低温・中温・高温)、2ヵ国語の表示対応(日本語・英語)など、多彩な機能を備えている。

「完全キャッシュレスタイプ」ゾーンの展示

「完全キャッシュレスタイプ」ゾーンでは、機器投資額が約1500万円(税別)の店舗オーナー向けに、キャッシュレス専用洗濯乾燥機「SFシリーズ」Zモデルとキャッシュレス専用決済機「RST-20UB-J」を組み合わせた新たな都市型店舗を提案した。「SFシリーズ」Zモデルは、現金不要で集金や盗難リスクを排除した完全キャッシュレスの洗濯乾燥機で、6月に発売予定の新製品。初期投資費用を抑えられることに加え、釣り銭の用意や補充が必要なく、売上集計も簡単なため人件費を圧縮できる。また、本体は操作パネルもコインユニットもないシンプルな仕様となっている。

キャッシュレス専用決済機「RST-20UB-J」

キャッシュレス専用決済機「RST-20UB-J」は、電子マネーやQRコード、クレジットカードなど幅広い決済方法に対応。さらに、スマホアプリ「ランドリーDX」、売上管理システム「TOSEIクラウド」に対応し、リモート管理で効率的な運営をサポートする。

「エントリータイプ」ゾーンの展示

「エントリータイプ」ゾーンでは、機器投資額が約1400万円(税別)の店舗オーナー向けに、エレクトロラックス・プロフェッショナルブランドの製品ラインアップを展示した。TOSEIは、昨年1月からエレクトロラックス・プロフェッショナル・グループの一員となり、従来のガス式機器に加え電気式のコインランドリー機器や小型機種の取り扱いを開始している。今回の展示では、エレクトロラックス・プロフェッショナルブランドのエントリーモデルを揃え、高い衛生基準とサステナブルな環境基準で、ホテル・病院・介護施設・工場など、既存施設に対するレイアウトフリーな設置提案を行った。

[発売日]
2段式洗濯乾燥・乾燥機「Stackコンボ」(ST-155WT):今年夏
タッチパネル洗濯乾燥機「SFシリーズ」WWモデル:6月
キャッシュレス専用洗濯乾燥機「SFシリーズ」Zモデル:6月

TOSEI=https://www.tosei-corporation.co.jp/


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