- Home&Living2025/03/13 21:38
山善、USB Type-C仕様によって多様な電源から給電可能な次世代型扇風機「PD仕様扇風機シリーズ」を発売

山善は、日本の家電メーカーとして初めて(PD20W以上の高出力設計のリビング扇・サーキュレーターシリーズにおいて(同社調べ2月末現在))、PD(パワー・デリバリー)バッテリーにも対応した扇風機・サーキュレーター「PD仕様扇風機シリーズ」を3月下旬から、同社が運営するインターネット通販サイト「山善ビズコム」やECモール「くらしのeショップ」、並びに全国の家電量販店・ホームセンターなどで発売する。この商品は、USB TypeCによる給電仕様になっており、モバイルバッテリー(出力電圧が、9Vまたは12Vのどちらかを出力でき、出力電力が、20W以上を出力できる機器(一部機種においては、出力電圧20V、出力電力36W以上の機器が必要となる))などからの電力供給にも対応。モバイルバッテリーを使用すれば、コンセントがない、届かない場所でも幅広く活用できる次世代型扇風機となっている。
同シリーズは、本格的DCリビング扇風機・DCサーキュレーターを初めてUSB Type-C、PD仕様の給電としたもので、従来のAC電源仕様モデルに対し全く遜色のない風量・機能を有しており、夏場のリビングを快適に保つ。また、付属のPD対応アダプターとケーブルで給電ができ、さらに市販のモバイルバッテリーを使用すれば、コンセントがない場所でも便利に活用できる。そして、シリーズ商品全てがDCモーター仕様なので、消費電力が少ないのはもちろん、風量の切替段階数も多く、運転時も静か。加えて、アダプター方式の採用で本体内部の電源基板が不要になり、よりスリムでシンプルなデザインを実現した。
さらに、防災設計もしており、モバイルバッテリー対応の仕様なので、予期せぬ電力不足の際にも安心して使用できる。また、環境負荷を軽減するため、電源コードなどの付属品を極力減らし、既に自宅にあるPD対応充電器の利用を促進することで、持続可能な商品開発を推進していく。
近年、USB Type-Cの標準化が進み、2023年に発売されたスマートフォン以降、多くの電子機器がType-C仕様へ移行している。これによって、Type-Cを活用した家電製品の市場が拡大しつつある。特に、PD技術の進化によって、これまで小型家電に限定されていたUSB給電が、大型家電の駆動にも対応できるようになってきている。
同社は、「PD仕様扇風機シリーズ」の発売を皮切りに、PD対応モバイルバッテリーを活用した家電シリーズの開発を進め、さらなる利便性向上を目指す。また、今後の市場動向を見据え、PD対応アダプターやバッテリーの単体販売も検討していく考え。
[小売価格]オープン価格
[発売日]3月下旬