- Leisure&Travel2023/02/24 19:22
東急不動産、商業施設「東急プラザ表参道原宿」の5階フロアをフルリニューアル、フロア名称は「LOCUL(ローカル)」に
東急不動産は、運営・管理する商業施設「東急プラザ表参道原宿」の5階フロアをフルリニューアルし、今年夏に“新しい商業施設のカタチ”としてオープンする。
リニューアル後のフロア名称は「LOCUL(ローカル)」とし、ショップやスモールオフィス、ラウンジ、カフェなどがシームレスにつながった開放的な空間や、イベント・ポップアップスペースなどを設ける。さらに、フレキシブルに出店できるような仕組みや、出店者同士や利用者とのコミュニケーションの場を提供することで、多様なヒト・モノ・コトが自然と集い、つながり、新たな文化や価値を生み出し、発信する場をつくることを最大のテーマとしている。
また、今回のリニューアルでは、6階のルーフトップテラス「おもはらの森」も活用し、多様な発信を行う。多くのクリエイターが集まり、この場所にしかない唯一無二の消費体験と文化が生み出されてきた神宮前交差点の一角で、来年春の開業を予定している「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」とともに、「新たな文化発信拠点」として、原宿・神宮前エリアの価値向上に寄与する考え。
その事業パートナーとして、都内で65棟以上のクリエイティブオフィスを企画・運営するリアルゲイトと協業し、リアルゲイトが5階フロアのトータルディレクション、およびオペレーションマネジメントを行う。また、トータルクリエイティブディレクタ—としてProject Oの栃澤克次氏が参画、インテリアディレクション・デザインをDDAAの元木大輔氏が担い、フロア全体のブランディングを行う。
フロア名称の「LOCUL(ローカル)」には、今回のリニューアルコンセプトである「Lo-Fi Culture Collective」の略と、街に開かれたコミュニティーを示す「LOCAL」の二つの意味が込められている。また、コンセプトの「Lo-Fi Culture Collective」には、あえて空間を作り込み過ぎないことで、良い意味での雑多感や親しみやすさを醸し出し、多様な個性や文化をもったヒト・モノ・コトが自然と集い、つながることで、街に開かれたコミュニティー(LOCAL)となっていってほしいという想いが込められている。
様々な機能が共存し、利用者と出店者とがシームレスにつながる空間をつくることで、従来の商業施設の「売り買いの場」を「体験・共感・共創を生むコミュニケーションの場」にアップデートし、各出店者と利用者がこの場で共存し、共感し、相乗効果を生み、それぞれが育っていく施設にしていく。
「カフェ/ラウンジ」は、利用者も出店者もこの場所でくつろぎ、繋がり、楽しめる、買い物だけでなく、ショップとのコミュニケーションもフランクに楽しめる賑わいの核となる空間とする。
「ショップ」は、出店にかかるハードル(初期投資や契約期間)やレギュレーション(厳格なリースライン設定等)を見直すことで、出店のハードルを下げ、多様な出店者を誘致する。
「情報発信スペース(イベントスペース・ポップアップストア)」では、5階フロアにはイベントスペースやポップアップストアを設け、6階ルーフトップテラス「おもはらの森」と連携することによって、常に旬なモノ・コトを提案し、原宿・神宮前の「新たな文化の発信拠点」をめざす。
「ワークプレイス」は、個人やブランドの活動拠点(一般的なオフィス)としての性質だけでなく、ショップ出店者のバックオフィスとしての機能、ショールーム機能、ブランドやクリエイター同士の共創を促す場としての機能を提供する。
これまでリアルゲイトが培ってきたシェアオフィスのオペレーションノウハウを活かし、リテール分野にも「シェア」のカタチを構築します。出店者が自身のアイデンティティーを気軽に表現できるように様々なデザイン什器を「シェア」し、またフロア利用者とコミュニティーが「シェア」できる空間を配置することで、新たなリテール空間の在り方「シェア型リテールコミュニティー」を提案する。
[施設概要]
名称:東急プラザ表参道原宿
所在:東京都渋⾕区神宮前 4-30-3
交通:東京メトロ千代⽥線・副都心線「明治神宮前」駅 徒歩1分
階数:地下2階~地上7階
延床面積:1万1852.34m2
リニューアル対象面積:1136.50m2
竣工:2012年3月
リニューアル開業:2023年夏(予定)