- Leisure&Travel2024/03/14 11:00
日鉄興和不動産、レジデンシャルホテルの開発・運営事業で東京・上野に第1号ホテル「&Here TOKYO UENO」を開業
日鉄興和不動産は、2022年7月に新規参入を発表したレジデンシャルホテル事業「&Here(アンドヒア)」から、東京・上野に第1号ホテル「&Here TOKYO UENO(アンドヒア東京上野)」(全145室)を、3月15日に開業する。
同ホテルは、日鉄興和不動産が初めて開発と運営を手掛ける長期滞在対応型ホテルとなる。なお運営は、2022年7月に設立した日鉄興和不動産100%出資子会社のNSKREホスピタリティが担う。
「&Here TOKYO UENO」は、訪日外国人が多く集まる東京の中でも人気のある上野に、ファミリー層の長期滞在などを想定し設計した。上野は東京国立博物館や上野動物園といった文化・レジャー施設に加え、多彩な商店が連なるアメ横など、訪日外国人の好む日本文化を体験できるスポットが集中する好立地となっている。
同ホテルは、北側エリアは上野公園の自然に面する風光明媚なエリア(FOREST SITE)、南側エリアは江戸時代からの伝統工芸などを取り扱う老舗店などが軒を連ねるエリア(CULTURE SITE)と趣が異なり、それぞれのエリアイメージをコンセプトにデザインされた客室から、好みの客室を選ぶ楽しさを提供する。
同社では、今回の上野の開業に続き、今後、3都府県で8棟のホテル建設を計画しているという。
「&Here TOKYO UENO」は、北側は不忍池や上野公園など都内でも有数の緑豊かなエリア(FOREST SITE)、南側は伝統工芸やモノづくり文化に溢れたエリア(CULTURE SITE)に位置する。同ホテルは、コンセプトを“上野公園の社“とし、文化の社「上野公園」に隣接する安らぎを感じる森を創出し、地元文化に触れ合える場を提供する。
北側は上野公園の木立を意識したデザイン、南側は伝統工芸やモノづくり文化を意識し、エイジング加工されたレンガの装飾デザインと、「FOREST」・「CULTURE」の特性を生かした外観デザインを施し、地域性溢れるホテルを目指した。
客室デザインは、不忍池の眺望を生かしつつ自然らしさを表現した「FOREST SITE」と、クラフト感、工房部屋、文豪を意識したデザインを踏襲した「CULTURE SITE」の全14タイプを揃え、選ぶ楽しさを提供する。
客室の7割はファミリータイプとなっており、長期宿泊のための各種設備として、ミニキッチン、冷蔵庫、電子レンジ、ダイニングテーブル、さらにはベッド以外にもソファスペースや和室などを用意し、くつろぎのための空間を提供する。
1階ロビー階には、ホテルラウンジとカフェスペースに加え、テレワークニーズを踏まえ、滞在時にビジネスの時間を快適に過ごせるシェアオフィス「WAW」を備えている。「WAW」は宿泊者以外の来館者も利用可能とのこと。ロビー展示のアートワークは、ホテルの位置する仲町商店会にある「道明」の組紐や、アクリル樹脂加工の上野「toumei(トウメイ)」の作品となっている。地元の工房と共創し、街への理解を深める仕組みづくりを構築した。
ロビー中央の中庭は、イベントなどで使用された植栽を再利用する「ロスプランツ」を採用しサステナブルな空間づくりを行っている。また産学連携事業を通じてホテルの魅力向上を図るため、東京コミュニケーションアート専門学校のインテリアデザインを専攻する学生と共に、ターゲット層を引き付ける「ホテルアートワーク」と消費者の旅を充実させる「地域魅力の発信ツール(タブロイド・うちわ)」を製作し、ホテルに設置した。
上野恩賜公園の壮大な景色を楽しみながら、心身共にときほぐされていく心地よさを感じてもらえる大浴場を用意した。不忍池に向いた開けた景色で、開放感を思う存分味わうことができる。時間によって表情を変える不忍池の眺めとともに、癒やしの時間を楽しめる。
「&LOVER」は、「&Here TOKYO UENO」のホテルスタッフが自ら探し・発見した、街のバリエーション豊かな魅力を伝えて、宿泊者の旅をより楽しいものにしてもらいたいという想いで誕生した周辺案内コンテンツ。在日外国人スタッフがぜひ消費者に食べてほしい近隣でおすすめの「ファストフード店のメニュー」や、文化や芸術が楽しめる「上野公園」、下町の風情が残る「商店街」など、ジャンルごとにオリジナリティある周辺情報資料や周辺マップを作成する。ホテルスタッフが情報の発信者となり、街の案内所の役割を担うホテルを目指していく。
[「&Here TOKYO UENO(アンドヒア東京上野)」概要]
所在地:東京都台東区上野2丁目11-18
交通:JR「上野」駅徒歩7分、東京メトロ千代田線「湯島」駅徒歩2分 他
客室数:145室
開業日:3月15日(金)
日鉄興和不動産=https://www.nskre.co.jp
NSKREホスピタリティ=https://nskre-hospitality.co.jp