マリーンパレス、創立60周年・うみたまご開業20周年記念事業「あそびーち仮囲いプロジェクト」始動イベントを開催

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(運営会社:マリーンパレス)は、施設リニューアル工事の仮設壁を活用した巨大アートプロジェクト「あそびーち仮囲いプロジェクト」始動イベントを6月10日に開催した。

縦2m全長42mの仮囲いアート

全長42mの仮設壁には「すべての生き物たちがともになかよく暮らす理想の未来」が描かれており、来年春の「あそびーち」リニューアルまで消費者の目を楽しませてくれる。

臨床心理士・公認心理師の橋本佐枝子氏(左)と画家・アーティストのコヤマイッセー氏によるペイントの様子

この作品は、画家・アーティストのコヤマイッセー氏が作画・監修を手がけ、大分県で活躍する障がい者アート集団naNkaのメンバー、アートワークショップの参加者たちの手によって制作が進められている。さらに、作品の最後のピースとなるのは、たくさんの子どもたちによる素敵な絵画。今夏に開催する絵画コンクールの受賞作品が飾られることで、この巨大アート作品が完成となる。

「ステンシルアートワークショップ」練習の様子

「あそびーち仮囲いプロジェクト」では、コヤマイッセー氏・橋本佐枝子氏・naNkaのメンバーと一緒に行うアートワークショップを開催する。「ステンシールアートワークショップ」(参加無料)では、型紙を使い文字やイラストを転写するステンシルキットを用いて、仮囲いに絵を描く。レクチャーや練習を交えて、絵に自信がない人でも気軽に楽しめる。

「ステンシルアートワークショップ」本番の様子

開催日時は、6月9日~10日の11時から12時、13時から16時(終了)。6月27日~28日の10時から12時、13時から16時。7月25日~26日の10時から12時、13時から16時となる。対象年齢の年齢制限はなく(高校生以下優先)、未就学児は保護者同伴となる。申込方法は随時受付(同時参加最大4名、枠が空き次第案内、受付は各回終了時間30分前まで)している。

「仮囲いに直接絵を描くワークショップ」スケッチの様子

「仮囲いに直接絵を描くワークショップ」(参加無料)では、コヤマ氏と共に作品の監修を手がけた橋本佐枝子氏を講師に迎えて、水族館で気になる動物をスケッチし、仮囲いに直接描く。

「仮囲いに直接絵を描くワークショップ」ペイントの様子

開催日時は、7月25日~26日の10時30分から12時、14時から15時30分となる。参加者は各回最大5名で、対象年齢は子ども(高校生以下)優先となっている。未就学児は保護者同伴とのこと。小学3年生以上を推奨している。申込方法は各回30分前の事前予約で先着順となっている。

うみたまご20th記念絵画コンクールと題した、「動物と友達になる」をテーマにした絵画コンクールを開催する。受賞作品を仮設壁の一画に展示することで、同プロジェクトの巨大アート作品が完成となる。対象は九州内在住の中学3年生までの人で、募集期間は7月16日から8月31日まで。展示期間は10月5日から来年2月末を予定している(募集要項などはWebサイトを参照)。

あそびーち拡張計画では、新しいコンセプト「動物たちと“友達になる”水族館」とし、動物たちが岩の上から飛び込めるプールを追加など、動物たちが動き回れるスペースを拡大する。また、動物たちに近づけるだけでなく「動物たちと友達になった」と感じられるような取り組みを充実させる。そして、あそびーち展示動物にゴマフアザラシを追加。新アート遊具「くらげスライダー(仮名)」の登場、親子にやさしいトイレの設置、飲食スペースの拡大など、ファミリーで楽しむ施設としての魅力や利便性を強化する。オープン予定は来年春で、敷地面積4000m2(既存2500m2+拡張1500m2)となる。

画家・アーティストのコヤマイッセー氏

コヤマイッセー氏(作画・監修/画家)は、「これだけの規模の作品を作る経験はなかなか無いので、楽しみながらチャレンジした。愛らしい生き物からちょっと怖いものまで、様々な動物たちを描いた絵画には『巡る』というテーマを込めた。そこには、うみたまごに集まった人々が広い園内を動物たちを見て回るという『巡り』、海の中から出て陸地に上がりまた海へ戻るという、自然と人間の循環する営みの『巡り』、さらにはこの場所・この作品を通して『ワクワクとドキドキが体中を巡る』ということを含んでいる。これから子どもたちや関係する皆さんのインスピレーションによって、この作品がどのように完成するのか、とても楽しみ」とコメントしている。

左から:画家・アーティストのコヤマイッセー氏、臨床心理士・公認心理師の橋本佐枝子氏

橋本佐枝子氏(ワークショップ監修/臨床心理士・公認心理師)は、「水族館や動物園は、檻の中の動物を一方的に見るイメージだが、うみたまごではむしろ、動物たちが人間に興味・好意を持って関わってきてくれるのが魅力となっている。そして人間たちも、大人も子どもも関係無く、同じ目線で一緒に楽しめる、相互の関わりを強く感じられる、そういう他にはなかなか無い場所だと思っている」とコメントしている。

障がい者アート集団「naNka」

naNkaさん(制作協力/障がい者アート集団)は、「うみたまご(あそびーち)は、動物と触れ合ったり、みんなと語りあったりできる会話型の素晴らしい環境となっている。我々も絵を描くときには対話を大事にしている。naNkaのメンバーや子どもたちがこの作品を描く過程や、来場者に絵画を見てもらう中で、何かしらを感じてもらい、そこで対話が生まれるといいなと思っている」とコメントしている。

マリーンパレス営業グループ あそびーち拡張工事担当 熊代徹氏

マリーンパレス営業グループ あそびーち拡張工事担当 熊代徹氏は、「“工事現場の雰囲気を楽しくしたい”ということで、仮囲いを巨大なアート作品にするというアイデアが出た。あそびーちは“アートと遊ぶ”ことにもこだわりがあり、来場者を含めてみんなで楽しみながら作品を完成させていくことになった。実際に壁画になったコヤマさんの作品をみて、カラフルでコミカルな動物たちがたくさん登場する不思議な世界観にワクワクした。動物たちの絵も、かわいらしさと不気味さが混在しているところに、むしろ生命のリアルが感じられて、引き込まれる。あそびーちでは、動物たちが飼育舎から来場者エリアに出てきて散歩をするなど、動物たちをとても近くに感じることができる。工事中の今だけの楽しみ方として、アート作品を背景にちょっと不思議な動物写真に挑戦してみるのも良いかもしれない」とコメントしている。

うみたまごは、開放感あふれる海と一体化したダイナミックな施設、素晴らしいロケーション、動物たちによるユニークなパフォーマンスショーなど、独自性に富んだ水族館となっている。1日3回の「うみたまパフォーマンス」ではセイウチの腹筋運動など楽しいパフォーマンスが見られる。パフォーマンス後のふれあいタイムではセイウチの体に触ることもできる。他にも、パワフルなジャンプが人気の「イルカのパフォーマンス」や、「大回遊水槽のおさかな解説」などのアトラクションも充実している。

また、「動物と遊ぶ×アートと遊ぶ」がテーマの新感覚ビーチ「あそびーち」では別府湾を望む広いオープンスペースで、まるで自然界にいるような自由に泳ぐイルカを間近で観察できたり、海の生き物をイメージしたアート型遊具(うみさんぽ)で新しい感性に触れながら楽しく体を動かすことができる。

大きな動物の泳ぐ姿が間近で見られるプール

[施設情報]
名称:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
所在地:大分県大分市大字神崎字ウト3078番地の22
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:不定休/年2回程度(2024年12月4日・5日)
料金:大人(高校生以上)2600円/小人(小・中学生)1300円/幼児(4歳以上)850円
※3才以下の子どもは無料/その他各種割引・年間パスポートあり
問い合わせ:TEL:097-534-1010/FAX:097-534-1013

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」=https://www.umitamago.jp


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