キズキ、国内初の常設型電動モビリティ体験施設「eモビリティパーク東京多摩」をイオンモールむさし村山つむぐひろばにオープン

「eモビリティパーク東京多摩」の体験コースとeモビリティ

キズキは、国内初の常設型電動モビリティ体験施設「eモビリティパーク東京多摩」を、イオンモールむさし村山 つむぐひろばに11月29日からオープンする。オープン前日となる11月28日に事前内覧・体験会を実施。日本初電動バイクのアクティビティ施設「e-TRAIL PARK」を運営する同社のこれまでの歩みに加えて、「eモビリティパーク」の詳細や同施設に期待される市場全体への影響など、これからの展望について説明した。

キズキ 代表取締役の松崎一成氏

「当社は、1985年に東京・神奈川・埼玉で日本最大級のドゥカティ正規販売店を展開。現在では全国販売台数14年連続1位を獲得している。2007年にはキズキレンタルサービスを開始。現在は全国に約110店舗、約3500台のオートバイを保有する日本最大級のレンタルバイクネットワークを展開している。2017年にはバイク専門の旅行会社として、インバウンドを中心にツーリングツアーというバイクでの旅を提案する事業も行っている。そして、2021年にはEV新規事業部を開設。eモビリティを主とした開発を始動し、電動の持つ可能性をkizukiの視点から展開させる部署をビジネスとして展開している」と、キズキ 代表取締役の松崎一成氏が同社のビジネス領域について紹介する。「消費者の人生を豊かにするバイクライフプランナーを目指すべく、バイクを通して、多種多様な“旅”体験を提供する集団を自負しており、バイクに乗る人を増やす活動や新しいバイクライフの提案を行っている」と、同社のモットーについて力説する。

「EV新規事業部では、eモビリティを活用した新感覚アスレチック施設を運営しており電動ならではのメリットを生かした遊びの提案を行ったり、eモビリティの可能性を伝えるために自治体と連携した事業を展開している。また、eモビリティのメリットを活かし仕事のシーンごとの開発を行うだけでなく、eモビリティを活用した研究を専門団体と共同し研究を行い、可能性を広げたり、防災の観点からeモビリティを見直し車両の常備や有事の際の研修を行ったりしている」と、遊ぶ、生活、仕事、研究、防災の分野でEV事業を展開しているとのこと。「eモビリティを活用した新感覚アスレチック施設『e-TRAIL PARK浅間』を開設。eモビリティの楽しさを知ってもらう機会を創出してきた。また、『e-SNOW BIKE』をスキー場に導入するなど、eモビリティの可能性を広げる活動も行っている」と、具体的な事業について説明した。

「eモビリティパーク東京多摩」での体験の様子

「今回、二輪車の非ガソリン化に向けた先駆的取組『e-モビリティ等利活用促進事業』の一環として、都が支援するe-モビリティ体験サービスを開始する」と、国内初の常設型eモビリティ体験施設「eモビリティパーク東京多摩」をオープンすると意気込む。「近年様々な種類のeモビリティが登場しており、今後も種類や販売台数が増えていくことが予想されている。そのようなeモビリティを試乗、体験することができる施設として、16歳以上の若年層から高齢者まで幅広い層が気軽にeモビリティに触れられる機会を提供。eビリティを正しく普及させる担い手をこの地で目指していく」と、eモビリティの普及・促進の情報発信地としての役割もあるとのこと。「エコで安心・安全な未来のモビリティであることを感じてもらうと同時に、新たな価値を見出すきっかけになってほしいと願っている」と、多くの人々に愛される施設にしていきたいと訴えた。

キズキ EV事業部の加藤氏

次に、キズキ EV事業部の加藤氏が「eモビリティパーク東京多摩」について説明した。「東京都では、『ゼロミッション東京』の実現に向けて、都内で新車販売される二輪車を2035年までに100%非ガソリン化することを目指している。二輪車の非ガソリン化に向けた先駆的取組『e-モビリティ等利活用促進事業』の一環として、都が支援するe-モビリティ体験サービスを開始する」と、eモビリティパークを開設する狙いについて紹介する。「地球温暖化対策としての非ガソリン化にシフトする中、今年7月には特定小型原付が制度化。特定小型原付を代表とする、様々なタイプの電動モビリティが異業種から次々に出てきている。今後普及させていくには、新たな電動モビリティがどのような乗り物なのか、事前に体験することで理解を深め、正しく普及させたいとの想いから体験施設を開設するに至った」と、経緯を力説する。「eモビリティパークは体験の場、コミュニティ、メディアとしての役割を担い、様々なeモビリティがあることを知り、自身の生活にマッチした車両を見つけることで、移動で困ることを減らしたいと思っている。さらに、移動から地球温暖化を考えるきっかけにしてほしい」と、施設が提供することや目指すものについて発表した。

「eモビリティパーク東京多摩」での体験の様子

「利用方法として、体験料は220円(税込)で、ヘルメット、プロテクター、グローブの安全装備も完備し、装着は必須で体験してもらう。予約はオンラインでの事前予約となっており、16歳以上であれば誰でも体験することができる。ただし、未成年者は保護者の同意書が必要となる」と、免許がなくても体験できるとのこと。「予約後、安全講習、基本操作のレクチャーを受けた後、体験走行を行ってもらう。体験車両は自身の保有免許に応じた車両を体験できる」と、利用方法についても説明した。

「eモビリティパーク東京多摩」の体験コース

「体験コースは、路上のヒヤッとポイントを再現した区間を設けた1周100mのコースとなっている。スタッフが操作方法や運転のコツを説明するため、不安なく体験することができる」と、eモビリティに乗ってワクワクする未来を体験してほしいと述べていた。

「eモビリティパーク東京多摩」で楽しめるeモビリティ

「eモビリティパーク東京多摩」では、20種類以上のeモビリティを気軽に体験できる。16歳以上かつ免許不要で乗車ができる特定小型原動機付自転車のほか、通勤通学、配送等に活用できる原動機付自転車、趣味で楽しむ普通自動二輪など様々なモデルを多数展開している。

「eモビリティパーク東京多摩」での体験の様子

また、体験できるだけでなく、各車両区分に応じた交通ルールやマナーを学べる講習も実施。体験走行エリアには坂やグレーチングなど、実際の道路環境に近い障害物を設置し、街中での走行に近い体験走行を可能にした。公道では自身の安全への心がけだけでなく周囲への配慮も重要であり、自己責任のもとで安全に利用する意識を育むことが求められる。こうした観点から、楽しさや気軽さに加え、安全と責任を両立できる環境作りを目指し、車両選びの段階から安心して利用できる体制を整えている。

「eモビリティパーク東京多摩」での体験の様子

[「eモビリティパーク東京多摩」概要]
店舗名:eモビリティパーク東京多摩
所在地:東京都武蔵村山市榎1丁目1−34 イオンモールむさし村山 つむぐひろば
営業時間:11:00~18:00
定休日:毎週月曜日、火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
体験料:220円(税込)
店舗HP:https://emobilitypark.jp
オープン日:11月29日(金)

キズキ=https://www.kizuki-grp.co.jp


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