阪急交通社、海外旅行・国内旅行の予約状況から年末年始の旅行動向、海外旅行は前年比1.5倍でエジプトが2倍に

阪急交通社は、12月27日から来年1月5日出発の海外旅行、国内旅行の予約状況から、年末年始の旅行動向をまとめた。その結果、海外旅行は前年比1.5倍のエジプトが2倍、国内旅行は、前年比1.5倍の富士山が4倍となった。

物価上昇に伴い消費者の節約志向が続いていますが、今年の年末年始は、一般的に9連休となることで、海外旅行、国内旅行ともに需要の増加がみられる。海外旅行では遠距離のエジプトが伸長している。国内旅行では富士山を観光素材とする旅行商品の人気が高まるなど新たな動きが見られる。

海外旅行の出発日のピークは、一位が12月29日、二位が12月30日、三位が12月28日となっている。

海外旅行の予約者数は、前年同期比で1.5倍となっている。人気旅行先ランキングでは、台湾が1位、ヨーロッパが2位、韓国が3位となった。4位はベトナムで、5位にはエジプトがランクインした。台湾、韓国を中心に、短い旅行日数で参加でき、旅行代金も手頃なアジアが人気となっている。一方で、長期の休暇が取りやすい今年は、旅行日数の長いフランス、イタリア、スペインを中心とするヨーロッパやエジプトの需要が高まっている。特に旅行に適したシーズンをむかえるエジプトは、伸び率が前年比2倍で推移しており、人気の高さがうかがえる。

アジアでは近距離の台湾の需要が安定しているが、4位のベトナムは伸び率も前年比1.8倍と高く、今後需要の増加が見込まれる。

海外旅行の出発日のピークは、12月29日で、次いで12月30日、28日と12月下旬に出発日が集中している。

出発日のピークは、一位が12月31日、二位が1月4日、三位が1月2日となっている。

国内旅行の予約者数も、前年同期比1.5倍となっている。人気旅行先ランキングでは、近畿が1位、関東が2位、北陸・甲信越が3位となった。年末年始の人気の高いテーマ別の伸び率ランキングでは、「富士山」が前年比で4倍となった。同社では、全国各地から富士山の眺望やその周辺の観光地を組み合わせた旅行商品を企画し、ツアーを実施している。インバウンドで注目される富士山の観光価値が、日本人にも大きく高まっていることがうかがえる。

そのほか、前年3位の高級宿(最上級ランクホテル)が、今年は2位となった。物価高で節約志向は継続するものの、年末年始においては、魅力を感じる価値には対価を払う消費動向も見られる。また、例年冬季は「カニ」を中心とした冬の味覚をテーマとする旅行商品の需要が高まり、今年の年末年始も日帰りや1泊2日の「カニ」を食するツアーが人気となっている。

国内旅行の出発日のピークは12月31日で、1月4日、1月2日と続いている。海外旅行と比較して旅行期間が短いこともあり、出発日は9連休の中で偏ることなく、分散して選択される傾向となっている。

[調査概要]
対象期間:2024年12月27日~2025年1月5日出発
対象ツアー:阪急交通社 募集型企画旅行(予約人数)
調査日:11月22日(金)

阪急交通社=https://www.hankyu-travel.com


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