- Leisure&Travel2023/01/24 19:43
帝国ホテル東京、建築家フランク・ロイド・ライトが設計した「ライト館」開業100周年記念企画の宿泊プランを販売
帝国ホテル 東京は、2023年にフランク・ロイド・ライト設計の2代目本館(通称:ライト館)開業から100周年を迎えることを記念した企画の第3弾として、ライトの内装デザインをホテルの客室として再構築した「フランク・ロイド・ライト スイート」に滞在しながら、「オールドインペリアルバー」のライト館開業100周年記念カクテルなどを楽しめる宿泊プラン「フランク・ロイド・ライト スイートで極上のひととき」を来年3月31日まで販売する。
ライト館開業100周年を記念した宿泊プラン「フランク・ロイド・ライト スイートで極上のひととき」は、「フランク・ロイド・ライト スイート」に隣接するインペリアルフロア デラックス ツインを部屋の中で行き来できるコネクティングルームにすることで最大4名まで滞在できる。ライトの意匠が残る本館中2階の「オールドインペリアルバー」でライト館100周年記念カクテルを楽しめるほか、本館4階にある茶室「東光庵」での点茶を体験してもらうなど、フランク・ロイド・ライトの世界と日本文化体験を楽しめる。
「フランク・ロイド・ライト スイート」は、帝国ホテル2代目本館「ライト館」のデザインをはじめ、ライトオリジナルの絨毯や家具、照明、さらにライトがアメリカで設計した個人邸宅の意匠も取り入れ、ホテルの客室として2005年に再構築した世界でただひとつのスイートとのこと。
客室玄関ホールの壁面には「ライト館」当時のデザインを再現した大谷石のレリーフを、絨毯にはライト本人が「ライト館」建設時に描いたデザインスケッチを元に再現した。ソファーセット後方の壁には、ライトが好んでデザインに用いた市松模様や幾何学模様の象嵌(金属・木材などの表面に模様を彫り、その凹部分に金・貝・材質の違う木材など他の
材料をはめ込むもの)装飾を施し、各所にライトがデザインした照明スタンドを配している。このように壁の装飾や天井のモール(モールディング:壁や天井周りなどにつける帯状の装飾)、家具、スタンド照明など、すみずみまでライトのデザインを活かしている。
また、玄関ホールの天井高は客室部分に対して約45cm低めになっている。ライトが設計した建築に多く見られる特徴で、部屋の奥に行くほど広がりと高さを見せる効果がある。玄関ホールとリビングの間のドアには「ライト館」のガラス窓をモチーフにしたステンドガラスをはめこみ、光が差し込むようにして空間を演出している。装飾や家具のデザインだけでなく、光や空気を一つの空間に閉じ込めずに流れとしてとらえ、壁の一部には格子を、ドアにはガラスや空気の通り道をつくるなど、部屋の空間そのものからもライトの息吹が感じられる。
なお、米国のフランク・ロイド・ライト財団と名称使用契約を結び、内装デザインに関してもデザインスケッチの提供を受けるなど財団の協力を得ている。
ライト館開業100周年を記念した宿泊プラン「フランク・ロイド・ライト スイートで極上のひととき」は、「フランク・ロイド・ライト スイート」に滞在し、ライトの意匠が残る本館中2階の「オールド インペリアル バー」のライト館100周年記念カクテルや、本館4階にある茶室「東光庵」での点茶体験を楽しめる。
[宿泊プラン「フランク・ロイド・ライト スイートで極上のひととき」概要]
料金:1室140万円~(最大4名まで、1泊朝食付。サービス料・消費税込、宿泊税別)
販売期間:1月24日(火)~2024年3月31日(日)
※年末年始・特別催事期間を除く
客室:「フランク・ロイド・ライト スイート」
(部屋面積214m2 ※隣接するインペリアルフロア デラックスも含む)