ビッグローブ、2023年冬の生活とお金に関する意識調査、「物価上昇を上回る賃金の増加はなかった」が7割強に

BIGLOBEは、昨今の物価上昇に関連し「2023年冬の生活とお金に関する意識調査」を実施した。調査の結果、「物価上昇を上回る賃金の増加はなかった」が7割強に達した。一方で、コロナ5類移行後初の冬のボーナスは「大きく使いたい」が3割、クリスマスは「出費をある程度想定」が約5割となった。

同調査は、全国の20代から50代の男女1000人を対象にアンケート形式で実施した。調査日は11月16日~11月17日、調査方法はインターネット調査となっている。

全国の20代から50代の男女1000人に「昨今の(円安や)物価上昇にともない生活に不安を感じるか」を質問したところ、7割強の人が「生活に不安を感じている」という結果になった。「今までは感じなかったが、最近(ここ数ヵ月前から)不安を感じるようになった」(12.1%)、「1年以上前から感じていて、最近(ここ数ヶ月)より不安を感じている」(19.1%)をあわせ、最近(ここ数ヵ月)不安が高まった人が31.2%にのぼっていることがわかった。

全国の20代から50代の男女1000人のうち、有職者の男女733人に「物価上昇が続いているが、今年(2023年)、賃金(月給、手当、ボーナスなど総合的に)は上がったか」を質問したところ、「上がった(物価上昇を上回って上がったと感じる)」と回答した人は26.3%という結果になった。一方、「上がった(上がったが、物価上昇には追い付かないと感じる)」(15.1%)、「変わらない」(47.9%)、「下がった」(10.6%)と回答した人をあわせ、「物価上昇を上回る賃金の増加はなかった」という人は7割強だった。

全国の20代から50代の男女1000人のうち「冬のボーナスが出る予定」という368人に「コロナ5類移行後、初の冬のボーナスを大きく使いたいという気持ちがあるか」を質問すると、「ある」(12.8%)、「ややある」(17.7%)をあわせ、「大きく使いたい気持ちがある」という人は3割という結果になった。年代別では20代は4割強、30代は4割弱と若い世代の方が「大きく使いたい」という人が多かった。

6月に実施した「2023年夏の生活とお金に関する意識調査」から、夏のボーナスに関する質問と比較をすると、「大きく使いたい気持ちがある」と回答した割合は27.2%(夏)から30.4%(冬)に微増した。20代~40代で増加が見られた。

さらに、「冬のボーナスをどうするか」については、「預貯金」(69%)が7割と最も多かった。「預貯金」以外では、「旅行」が30.4%と旅行への意欲がうかがえる結果になった。次いで「外食」(24.2%)となった。「生活費の補てん」は20.9%だった。

全国の20代から50代の男女1000人に「コロナ5類移行後、初のクリスマスの出費予定について」質問をすると、「出費をある程度は想定している」という人は約5割という結果になった。さらに、「今年(2023年)のクリスマスはコロナ禍よりもお金を使うと思う」については、20代(30.8%)、30代(23.2%)、40代(20%)、50代(15.6%)と若い世代ほどコロナ禍よりも出費を予定していることが明らかとなった。

また、「クリスマスの予定」について複数の質問をすると、「クリスマスの予定がある・予定がはいると思う」と回答した人は20代、30代は5割強に。「プレゼントを買う(自分へ)」については、20代、30代が3割前後と、若い世代ほど自分へのプレゼントを買う予定であることが明らかになった。クリスマスケーキ、クリスマスの食事については幅広い年代で5割が予定をしている結果となった。

[調査概要]
調査名:2023年冬の生活とお金に関する意識調査
調査対象:全国の20代から50代の男女1000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:11月16日~11月17日

ビッグローブ=https://www.biglobe.co.jp/


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