- Study&Work2024/07/10 20:03
JTB、いつもの外出や普段の生活を舞台に親子で楽しみながら学べる体験コンテンツ「OYACONET-QUEST」のサービスを開始
JTBは、いつもの外出や普段の生活を舞台に、家庭で子どもが楽しみながら学べる仕掛けを施したエデュテイメント(教育(エデュケーション)と娯楽(エンターテインメント)を合わせ「楽しみながら学ぶ」ことを表した造語)商品である「OYACONET-QUEST(おやこねっと くえすと)、以下、OYACONET」のサービス提供を、7月9日から開始した。「OYACONET」は、主に小学生を対象として、世の中のさまざまな場所、モノ、コト、情報との出会いを楽しみながら学びにつなげることができるよう、クエスト(ミッションチャレンジ)様式に仕立てて体験型教材として家庭に届けるもの。JTBは同サービスを通して、ユーザーにこれまでの体験の概念を覆す革新的な価値を、クエストの素材提供者である事業者には、子育てファミリーとの新たな接点を提供する。
「OYACONET」は、親子で楽しめる体験型コンテンツ。その実施場所は、旅行や外出先だけではなく、図書館やショッピングモールといった普段の生活関連施設も対象としており、「家の中」も体験のステージに変える。
同サービス監修者は、各種エデュテイメント商品を手掛ける正頭英和氏。子どものモチベーションを熟知した監修者によって「OYACONET」では、“調べる”“作る”“試す”という体験活動の3要素と、体験を動機づける「子どもが楽しむための仕掛け」を組み込んでいる。
第1弾として、7月17日に「OYACONET」の家庭向け商品を販売する。おさるのジョージがあしらわれたパッケージの中には、レベル分けされた24のクエストカードに加え、おさるのジョージ専用バインダーも付いている。今回、エデュテイメントの仕掛けとしてビンゴを採用し、3種類のビンゴカードにはクエストを実施するマスに加え、「家庭でのお手伝い」と「生活習慣」が書かれたマスがある。子どもがビンゴに取り組むことで、さまざまな体験と手伝い、そして生活習慣アクションを一挙に解決できる商品となっている。また、ビンゴを達成した際には、家庭で実施するごほうびが書かれた「ごほうびくじ」が用意されており、子どもの意欲を掻き立てる。ビンゴカードとごほうびくじの内容は、各家庭でカスタマイズできるようになっており、親子で話をしながら家庭オリジナルの体験キットにすることも、親子の心豊かな時間を創り出す仕掛けとなっている。
「おさるのジョージ」のジョージは、アメリカの絵本作家レイ夫妻によって1941年に刊行された絵本「Curious George」に登場するキャラクターとして生み出された。日本ではその絵本が「ひとまねこざる」シリーズとして1954年に出版されて以来、多くの人々に愛されてきた。2021年には80周年を迎え、キャラクター商品の展開を中心に子どもから大人までの幅広いターゲットに対してさらに人気が拡大している。今回、OYACONET-QUESTでは、好奇心旺盛なジョージのように子どもが何事にもチャレンジし、それを黄色い帽子のおじさんのように保護者がそっと見守りながら一緒に楽しんでもらいたい、という思いで「おさるのジョージ」スペシャルエディションを用意した。
「OYACONET」は事業者に対し、プロモーションやブランディングの機会として子育てファミリーとの新たな接点を提供するす。事業者の「商品・サービス」や「イベント」などの事業活動自体を、エデュテイメントの力で子どもたちの体験(学びの機会)に変えることで、商品認知や来場促進、既存教育プログラムとの連動、子どもたちのアウトプットをマーケティングデータとして活用するなど、幅広い利用シーンに利用できる。
ユーザーの会員化を図り、JTBオリジナル商品や事業者オリジナルコンテンツを拡充させていくことで、ユーザーがさまざま体験の中からその家庭に適したものを選び取れる環境の構築を目指す。さらに、サービスのデジタル化後は、コンテンツを創り出すユーザーを獲得してさらなるコンテンツを拡充するとともに、体験コンテンツとユーザーとのマッチングサービスを提供することで、体験のCtoCプラットフォームを創り上げることを目指す。
[小売価格]1980円(税込)
[発売日]7月17日(水)