- Study&Work2025/02/26 15:01
イーデザイン損保、「車VS自転車の対立問題」を調査、互いの約8割が「相手にもっと配慮してほしい」と回答
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東京海上グループのイーデザイン損害保険(以下、イーデザイン損保)は、自転車の交通事故関与率が増加(警察庁「自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~」から同社作成)している実態を踏まえ、同じ車道を走る車ユーザーと自転車ユーザー計500名を対象とした「車と自転車の交通ルールを巡る対立意識調査」を実施した。同調査で、車と自転車、互いの約8割が「相手にもっと配慮してほしい」と回答し、「車VS自転車の対立問題」が明らかになった。特設サイト上で、同調査のレポートとともに、調査テーマである「車と自転車のそれぞれの主張」を描いたプロジェクトムービー「~本音の交差点~ CAR vs BICYCLE」を公開している。
今回の調査では、「車と自転車の対立意識」が判明した。車と自転車の互いの約8割が「相手に配慮してほしい」、「もっと事情を理解してほしい」と回答。さらに、車ユーザーと自転車ユーザーに対して、相手にやめてほしいと思う運転を聞いたところ様々な声があがった。
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また、自転車の約8割が「車の幅寄せ左折=“ビタ寄せ運転”」に、危険・迷惑と感じると回答。自転車の安全に配慮した車側の運転事情が判明した。車が幅寄せ左折をする理由は「自転車を巻き込まないようにする」が最多となった。
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車の約8割が「自転車のはみ出し運転=“膨らみ運転”」に、危険・迷惑だと感じると回答。安全に配慮した自転車側の運転事情が判明した。自転車がはみ出し運転をする理由として「歩行者との接触回避」「路肩の障害物回避」が上位を占めた。
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https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html
同社は、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションに掲げ、事故削減につながるさまざまな取り組みを展開している。近年、交通事故全体に占める自転車の交通事故関与率は増加傾向にあり、自転車による交通事故削減のための法整備が進んでいる。自転車の交通事故が社会課題化する中で、「自転車の交通マナー」について注目が集まり、SNS上では「車VS自転車どっちが悪い論争」が白熱している。このような実態を踏まえて、車と自転車のリアルな不満と運転事情を明らかにすべく、アンケート調査を行った。同調査によって双方の不満と事情を明らかにし、相互理解を促すことを目的としている。
東京海上ディーアール 主席研究員/慶應義塾大学大学院 教授の北村憲康氏は、「車と自転車は、同じ道路スペースを混交し、互いに接近していることが多いもの。車と自転車は互いに危険と察知しなければならない関係というわけである。危険回避の鉄則は、危険から自ら離れることにある。はみ出す自転車のために車が自ら減速する、強引な追い越しをかける車のために自転車が自ら左へ寄るということ。接近を感じて危険センサーが作動するまではできると思うが、そのあとの自ら回避を行うコツは、3秒先の自分を想像してみること。危険センサー作動と同時に怒りのセンサーも作動し、アクセルを踏み込んだり、車と並走したりしたら・・・きっと後悔するのは自分自身なのだ。車と自転車の混交時は、互いに危険回避を第一として、危険センサーと3秒先の自分を想像する習慣をつけてみよう。さらに、その後、検証してみてほしい。アクセル操作を続けたことに後悔する日は来るかもしれないが、ブレーキ操作をしたことに後悔することはないだろうう」と、コメントしている。
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同調査結果を踏まえ、互いに自らの運転が相手にとって危険・迷惑になる可能性を自覚し、路上で出会う相手がどのような事情があるのか想像し譲り合うことが、事故のない世界の実現の第一歩だと考える。そのため車と自転車のすれ違いを埋める特設サイトを開設し、プロジェクトムービーとして「~本音の交差点~ CAR vsBICYCLE」を2月26日から公開している。
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プロジェクトムービーのストーリーは、路上では、言葉を交わすことが難しい、自転車ユーザーと車ユーザー。今回の撮影では、仕切りとボイスチェンジャーのある環境で、両者が思い切り議論できる場を用意した。互いに噴出する、相手側の運転への不満や、日頃の鬱憤。議論はヒートアップし、自転車、車、どちらも譲らないまま、平行線をたどる。その時、2人を隔てている仕切りが外れ、議論をしていた相手と対面・・・。他人だと思っていた議論相手は、実は、誰よりも大切な家族だった。相手との関係性が変わることで、どのように考えが変わるのか?実験的なドキュメンタリームービーを、ぜひ見てほしいという。
自転車の交通事故が社会課題化する中、同社ではこれまで、自転車で他人をケガさせた場合などに補償される「個人賠償特約」を用意していたが、より安心・安全に、自転車に乗ってもらえるよう、保険開始日が今年1月1日の契約から、「自転車傷害特約」の付帯が可能になった。「自転車傷害特約」は自転車に乗っているときの事故や歩行中に自転車と接触した事故などによって、補償の対象となる人が死傷した場合に、あらかじめ設定された金額を保険金として支払う。個人賠償特約と自転車傷害特約をセットで付帯することで、自転車事故の万一に備えることができる。
[調査概要]
調査名:車と自転車の交通ルールを巡る対立意識調査
調査対象:週に1回以上車に乗る人250名と週に1回以上自転車に乗る人250名
調査期間:1月10日~1月14日
調査方法:インターネット調査
イーデザイン損保=https://www.e-design.net
「車と自転車の交通ルールを巡る対立意識調査」特設サイト=https://www.e-design.net/lp/bicycle2