- Study&Work2023/02/15 18:50
楽天インサイト、終活に関する調査、「終活」の実施状況は「意向あり」が71.8%、昨年2月実施の同調査との比較はほぼ横這い
楽天インサイトは、「終活に関する調査」をインターネットで実施した。今回の調査は、1月13日から1月15日の3日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1000人を対象に行った。今回は、「終活」(「終活」とは「人生の終わりのための活動」の略で、人生の最期を迎えるにあたって行う様々な活動のことを指す)を実施する理由やきっかけに加え、昨年の調査と比較して「終活」に対する意識がどのように変化しているのかを調査した。その結果、20代、30代の「終活」をする・したい理由は、「自分の人生の終わり方は自分で決めたいから」が上位になった。
「終活」の実施状況を聞いたところ、「意向あり」計(「実施している」(5.8%)と「近いうちに始める予定」(9.1%)、「予定はないが、時期が来たら始めたい」(56.9%)の合計)は71.8%で、昨年2月実施の同調査と比較してほぼ横ばいの結果となった(昨年:69.6%)。
また昨年と同様に、男女ともに年代が上がるにつれて「意向あり」計が多くなり、男性に比べて女性の方が多い傾向がみられた(男性:66.3%、女性:77.4%)。特に女性60代は全体と比較して、「実施している」(14.9%)が9.1ポイント、「近いうちに始める予定」(26.7%)が17.6ポイント高い結果となった。
「終活」で今後する予定があること、興味があることを複数回答で聞いたところ、「家の中の荷物整理」が48.1%でトップとなり、「財産整理」(31.1%)、「パソコンやスマートフォンなどのデータ整理」(29.0%)が続いた。性別でみると、男性よりも女性の方が「家の中の荷物整理」で約25ポイント高く(男性:34.7%、女性:59.6%)、「エンディングノート・遺書の作成」(法的効力はないが、意思を伝えられるものの作成)で18ポイント高い結果だった(男性:15.9%、女性:33.9%)。また、性年代別にみると、「SNSアカウント・投稿の削除や整理」は男女ともに20代で全体に比べて10ポイント以上高く(男性20代:25.6%、女性20代:25.6%)、男性20代では「パソコンやスマートフォンなどのデータ整理」も41.0%と、全体と比較して10ポイント以上高い結果となった。男性60代では、選択した項目の数(反応個数)が平均2.0と他の性年代と比較して少なく、「終活」の予定や興味は少ない傾向がみられたが、唯一「パソコンやスマートフォンなどのデータ整理」(34.2%)は全体に比べて5ポイント以上高かった。
[調査概要]
調査エリア:全国
調査対象者:20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ:1000サンプルサイズ
調査期間:1月13日(金)から1月15日(日)
調査実施機関:楽天インサイト
楽天インサイト=https://insight.rakuten.co.jp/